土地を決めるまで。
家を建てるにあたり、最初に悩んだ土地探し。
しかし結局のところ、施工業者を決めたのと同様に、決断するのも思いのほか早かった。
近所の新興住宅地に、条件の良い区画が数か所残っているのを不動産屋に教えてもらい、一晩考え、そこに決め、予約金を支払った。
初任地の上越市内ののどかな土地がいいなあと思ったこともあった。
新潟市内でも、多少不便でも古くからの街並みのなかに住みたいと考えたこともあった。
結果的に、我々は今住んでいるところから歩いて数分の場所に決めた。
生活圏が変わらないということは大きな安心だし、通勤にも便利な場所である。
市内のどこへ向かうにもよい場所だし、不足するインフラはなにもない。
要するに、便利な場所なのだ。
便利さは、物事を選択する尺度のひとつとして無視できないが、それまでだ。
この土地も便利であることはありがたいが、勿論そればかりではなく、タイミングやいろんな要素が絡んで、こうなった。
いろんな要素が絡んでいるように見えるが、この土地を知り、考えたのは一晩だけなので、実際あっけない。
とにかく、この先ずっと住む場所を、こうして決めた。
決めた以上、ここに自分たちにとって満足のいく家を建て、自分たちにとって満足のいく日々を送っていくのだ。
ここで何よりも大事なのは、「自分たちにとって」ということである。
自分たちのことである限り、最優先すべきことは、あくまでも自己中心的に、自分たちにとってどうか、自分たちがどう思うか感じるか、であり、それ以外のことを考慮する必要はない。
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