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2013/02/17

そうだイエ、造ろう。

ブリグをほったらかしにしつつ、早1ヶ月以上経った。
新年なんてとうに過ぎ、2月も半ばになった。
それはもうすごい勢いで過ぎていく。

年が明けてから、家を造ろうかな、ということになった。
これと言ったきっかけはない。
ただ、どこに住もうかな、ということだけ決めかねていた。
今は新潟県新潟市内に住んでいるけど、僕は県外出身の身、実家の近くに住まなければいけないなどという制約も何もない。
制約がないからこそ迷うのである。

便利な市街を離れて、山間部もいいなと思って、カール・ベンクスプロジェクトの場所まで見に行ったりもした。
新潟市に引っ越す前に住んでいた上越も良かった。
やっぱり山は好きだ。
ゴミゴミした街中よりずっといい。

けれども僕もそれなりにオトナになった。
少なくとも仕事をしなければいけない。
何かを得るには何かを失うことは知っている。

―それほど深く悩んだ訳ではないが、ふっと、やっぱり新潟市内に住もう、と思った。
妥協でもないし、大きなきっかけがあった訳でもない。
ほんとに、ふっと、そう思ったのだと思う。
なぜそう思ったのかも、もはやよく覚えていないのだ。

1月5日、ふっと思い立ち、モデルハウスに行ってみた。
大手ハウスメーカーの立派な家が集まっているようなところではなく、妻が気になっていたという、郊外の地元の工務店のところに。

いろいろ営業攻めされたらどうしよう、こうしてはぐらかそう、とかいろいろ身構えて行ったが、応対してくれた社長の娘さんは、聞いてもいないことを一方的に喋るでもなく、ふわっと案内してくれる。
ひと通り見終わり、コーヒーとお菓子をいただきながら話をして、それではと時計を見ると、いつの間にか3時間近くも経っていた。

一生で一番大きな買い物だ、業者選びは後悔のないよう十分に熟考の末決めるべし、と思っていたが、帰宅後妻と話してほぼここに決めようか、ということになった。
説明できるような理由もないが、強いて言うなら妻の第一印象がよかったから、くらいか。
あと覚えていることは、社長の娘さんとクルマを買った販売会社が同じだったこと、お茶を出してくれた人が僕と同じ山形出身だったこと、くらいだ。
普段は靴下一足買うにも熟考し、迷う妻だが、この時はほとんど迷っていなかった。
妻の第一印象はかなり正しいことを、僕は知っている。

こうして、ふっと新潟市にイエを造ることを決めて、ふっと施工業者も決めた。
僕は、こんな感じで自分の人生を左右しかねない大イベントが進んでいくなんて、知らなかった。

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19.いえづくり」カテゴリの記事

コメント

そうなんだよな。ふっと、何気なく、決まってくものなんだよな、いろんなコトって。
後悔しないように、精一杯、ふたりで楽しめよ!

投稿: アニ | 2013/02/18 09:17

brixさんは、つくづくひきが強いというか、ライカにせよなんにせよ、巡り会う才能がすごいですね。
それと、女性の直観というのは、なんだろう。
俺もよく感じるんですけど、間違いないですから、あの瞬間的判断力は。

それに、ご夫婦の優しい関係性がよくわかる文章ですね。
もしかしたら、奥さんとも、brixさんの巡り会う才がとりもったのかもしれないですね。
俺は結婚願望があんまりないし、だからまだ独身なのかもしれないけれど、羨ましいなあ、と素直に思いました。

投稿: roro | 2013/02/20 12:57

>>アニ
少しくらいは理由があっても良さそうなのに、やっぱり説明できるような理由はないんだよね。
後付けの理由ならいくらでもあるけど。

>>roroさん
めぐり合う才能、あったらうれしいですね!
あの直感には敵いません。理屈じゃないんですよね。
男は理屈とかデータとか知りたがってしまう。
女性は好きか嫌いか、合うか合わないか、って感じですもんね。
>ご夫婦 まあ、まさに何かを得るには何かを失う、ですね(笑)!

投稿: brix | 2013/02/20 22:16

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