設計士さん登場。
はじめてHR社のモデルハウスを訪れた翌週、設計士さんを交えて打ち合わせを行うことになった。
この業者には、複数の設計士さんや大工さんが社員として在籍していて、設計から施工まで一貫して自社内でやってくれる。
その複数いる設計士さんのなかで、Tさんという人が担当してくれることになった。
Tさんを指名したのは前回案内してくれた社長の娘のOさん。
前回、「どこにでも、それこそどこにでもイヤというほどある、ハコみたいな家にハコみたいなクルマがあって…、というスタイルだけはイヤなんです」「便利でカッコ悪いよりは、不便でカッコいい方がいいです…」というようなことを話していたら、じゃあTさんが合うはず、と指名してくれたのだ。
初めて会う人にはやはり緊張する。
Tさんは決して愛想がいい方ではない感じだが、無愛想では決してなく、訥々とした感じの人だった。歳は10歳弱程上か。
伝えたことは、
・あっちの不便、こっちの不便を潰していった結果、快適だけどつまらない家になってしまうよりは、不便なところがあってもそれ以上に満足できる家にしてほしい。
・どうせだったらプラスとマイナスの振れ幅の大きな家がおもしろい。
・年数が経つにつれ、ただ古びていっていいのは新しいうちだけ、ではなく、古びるにつれて味の出る家にしていきたい。
・今住んでいる借家が室内でも夏は酷暑、冬は厳寒というような家なので、僕らの快適基準は一般より相当低いので安心してほしい。
・コストの配分には相当メリハリをつけたい。
こんなところ。
ぼやっとしたことを話し、ぼやっとしたやり取りをしている中で、次回まで第1案を考えてもらうことになった。
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