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2012年10月の記事

2012/10/28

白看ブリグ更新

白看ブリグ、1年以上ぶりに更新しました。
070.案内標識【竜王町鏡】
071.案内標識【竜王町鏡】
の2本を追加しました。

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2012/10/21

快速独逸阿房列車 その3

快速阿房列車第3回目。
4日目から5日目のベルリンを辿る。

平成24年9月18日火曜日。
バンベルクを昼前のICEで発ち、いよいよドイツ連邦共和国の首都、ベルリンに向かう。
ベルリンまではおよそ4時間ほどの長旅である。

この列車では前回のドイツ旅行ではできなかったあることを実行することにする。
それは、車内でのお食事。
前回はビュッフェでおやつは食べたけれど、食事まではできなかった。
日本ではほぼ全滅した食堂車。是非体験したい。
ところが、座った座席はちょうどコンパートメントで、折りたたみのテーブルまである。
どうやら座席で注文すればこの場で食事がとれるらしい。
そこで、若くて愛想のいい車掌さんにメニューを持ってきてもらい、この場でいただくことにする。

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メニューを見てもよくわからないので、大体の大きさを聞いて、推測で注文。
注文を取るのも、配膳するのも車掌さんの仕事。なかなか忙しい。
でてきたのは大量のサラダと豆料理。チリコンカンとかいうやつ。
十分な量で、満足する。

さて、先は長い。ドイツの沿線風景は、日本のような起伏に乏しく、はっきり言えばつまらない。

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農家の庭先の椅子におじさんが座っている。
草原の中の一本道を歩いている男がいる。
どこに向かっているのか、その先で何をしに行くのか全く想像もつかない。
明るい、平和な、けだるい昼下がりの景色が続く。
その眠くなるような景色の中に、僕が名前も知らない、僕のことなんて想像にも出てこないような、全くの他人の一生が存在している。
そんなことをぼおっと思いながら、引き続きビールを飲みながら牧場の牛や人を眺める。

夕方、ベルリンに着く。
陽は傾きつつあるが、まだ十分に高い。
とりあえず、街の中心部にある、アレクサンダー広場というところを目指してみる。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /ベルリン市街

ベルリンはさすがに首都だけあって、賑やかだ。
のんびりした南ドイツとは大分雰囲気も違う。
ごちゃごちゃと、いろんな人や物が混じり合っている。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /ベルリン市街

我々はというと、例によってまずはじめにインフォメーションセンターを探すが、見当たらない。
どうも駅周辺は大規模な工事中で、あっちこっち道を掘り返していて、持参したガイドの地図とは既に違っているようだった。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /ベルリン市街

結局、市内地図は1ユーロで買うしかなかった。
ところで、ベルリンでは自転車がとても多く、ぶんぶん飛ばすクルマに混じってみんな乗っている。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /ベルリン市街

ドイツの田舎から北上してきた我々は、ベルリンの雰囲気にはにわかに馴染めず、目の前の人やクルマを眺めるだけ。
日も暮れてきた。
我々は、本格的な市内観光は明日に始めることにして、近郊電車で20分ほどかかる宿に向かうことにした。
翌日は、ベルリンと言えばの、壁を見に行く予定だ。

宿は駅からけっこう離れていて、チェックインの頃には既に暗くなっていた。

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2012/10/10

快速独逸阿房列車 その2

快速独逸阿房列車第2回目。
3日目から4日目のシュツットガルトからバンベルクまでを辿る。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /シュツットガルト中央駅


平成24年9月17日月曜日。
シュツットガルト中央駅発10:07のICEに乗り、ニュルンベルクで別のICEに乗り換え、バンベルク中央駅着は13:52。
とりあえず観光案内所で地図を手に入れるところから始めなければならない。
見渡すと、それらしき小屋があり、窓口から男が身を乗り出して外を眺めている。
暇をもてあまし、観光客を今か今かと待ち受けている様子にも見える。
「アロッ、地図ありますか?」
「ノーッ!」
そう言って男は自信満々の態度で別の方向を指差す。
…。
なんだよ。無いのかよ。
どうやらそこは観光客向けのインフォメーションセンターではなかったらしい。
初めてやってくる観光客に誤解を与えるような態度は厳に慎んで頂きたい。

宿のチェックインにはまだ早かったが、チェックインさせてもらって荷物を下ろす。
さあ、いよいよ街歩きだ。
シュツットガルトでは兄夫婦が一緒だったので何でもやってもらえたが、我々の旅はここからが本番といえる。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /バンベルク市街

バンベルクの街は古く、旧市街には中世の建物が現存する。
僕の頭の中には、本で見た、丘らしき高台からベンガラ色の屋根が折り重なるような旧市街を見下ろした写真が印象に残っており、その場所を目指し、坂を上ってゆく。
その本は、前回ドイツに行くときに購入した、世界遺産を紹介する薄い静かな本だった。

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それほど広くない旧市街に、目的の場所を見つけるのに時間はそうかからなかった。
まさに、ここだ。

翌朝8時頃、散歩に出かける。
外は寒く、吐く息が白い。

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ドイツでは極力ひとつの街に2泊連泊するようなスケジュールにしていたけれど、ここではその後の日程の都合から、1泊しかできない。
それほど注目を集める見所がある訳でもないが、名残惜しい。

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ここバンベルクも、前回訪れたシュパイヤという街も、さっきの世界遺産を紹介する本で見つけた街だ。
おいしい料理を紹介するでも、名産を紹介するでもなく、淡々と街並みを紹介するだけの本だけど、バンベルクもシュパイヤも、とてもい印象だ。
この本の紹介する場所に、間違いはないようだ。
間違いがないというよりも、我々の好みに合っているというだけなのだろうけれど。

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世間さまは火曜日の朝。
みんな出勤だ。

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お店も開店の支度。

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そんな平日のさなか、我々は旅を続ける。
これを書いている今は日常の真っただ中だが、バンベルクにいた当時そこにあった非日常は、まだまだ続いた。

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2012/10/06

快速独逸阿房列車 その1

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /フランクフルト国際空港駅

前回の独逸阿房列車はそのあまりの低速ぶりから発車後3年かかってもいまだ目的地には達せず、後続列車の追突の恐れから運行を中止し、再開の目処は全く立っていない。
その前回の反省から、今回の阿房列車は快速運行とすることが決まった。

その第一回目は、1日目から2日目までの成田~シュツットガルトまでを辿る。
快速で。

平成24年9月15日土曜日。
午前のANAでフランクフルト国際空港へ。
片道約12時間の長旅だ。
ドイツのでの列車は前回と同様1等車にふんぞり返るのだが、不慣れな空の旅となれば3等の小さな座席で大人しくせざるを得ない。
前回も書いたが、僕は窓から見える地上の眺めが大好きで、眺め続けて飽きることがない。

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左は福島県と新潟県の県境にある奥只見湖。
右は佐渡島。

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大陸の上空に至ると、それはもう摩訶不思議な地形が多く見られるようになってくる。
左は複雑に入り組んだ川?凍土?右はアコギ湖。

とにかく眺めは楽しいし、機内食はおいしいし、飛行機は勝手に飛んでくれるし、まあ座席が狭いのは辛いけど、僕に不満はない。
もちろんこれは幸い窓際の席が取れたからだけど。
フランクフルトについても同じ日の夕方。まだ陽は高い。
今回の最初の目的地は兄の住むシュツットガルト。
ポルシェとメルセデスの本社のある街だ。

翌日、兄に連れられ、クルマでポルシェの本拠地へ乗り込む。

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D-LUX3 /ポルシェミュージアム

兄はもう何度も足を運んだであろうポルシェ博物館。
ここでポルシェの歴史のうわべだけをさくっとなぞる。

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本社工場&ショールーム。
日曜なのに開いていたので、遠慮なく冷やかさせていただく。
広大なその中は、当然だけどあっちもポルシェ、こっちもポルシェ。
新潟のディーラーには2台しかないのに。
こんなにたくさん置いてあるんだから、僕にも買えるのが1台くらいあるんじゃないかという気になってくる。
ちょうどカッコいいのが数台いたので、お土産に3台ほど包んでもらおうと思ったけれど、財布には50ユーロ程しかなかったので断念。

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M2 /DR Summicron 50mmF2 /シュツットガルト市街

午後は電車で市街のマーケットへ。
ちょうど年に2回の大規模なフリーマーケットをやっていて、古物商やら一般人やらが皆店開きしてごった返している。
ちなみに兄はここで中古の歩行者用信号機を買っている

スリに気をつけながらM2で写真を撮っていると、古道具を売っていたお兄さんがちょっとちょっと、という感じで寄ってきて、なんか喋る。
ちょっとカメラ見せて、と言っているらしい。
盗られるのかと思った…。
とりあえずなんて言ってよいのかわからないので「エムトゥー!」と言っておく。

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D-LUX3 /シュツットガルト市街

しばらくしてまた別な爺ちゃんがM2を指差して話しかけてくる。
完全にドイツ語で独り言のように喋るだけ喋ると、満足そうに去っていった。
ドイツといえども、ライカに興味を示すのは古道具屋、年寄りと圧倒的にマイノリティなのである。
カメラを持ち歩いている観光客はとても多いが、そのほとんどはキヤノンかナイコン。
とくにEOSは売れてるんだなあ!!という印象。
あっちもEOS、そっちもEOS、あ、こっちはニコンだ。って感じだ。
オリンパスらしきミラーレスはドイツでも女の子に人気の様子。
マニアックなやつはペンタックスとか。

夜は肉をたくさん食べて満足し、翌日は次の目的地、バンベルクを目指す。

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