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2010/03/01

2点止めロッドカバー。

突然だが、エピフォンのギターのトラスロッドカバーは、3本のネジで止めるタイプよりも、「2点止め」などと呼ばれる上下2本のネジで止めるタイプのものが好ましい。
なぜなら、それが往年のエピフォンのオリジナルの仕様だからである。
エピフォンがアメリカのギブソン工場での生産をやめ、日本をはじめとするアジア諸国で生産されるようになり、いつしか「ギブソンの廉価版ブランド」のような誤解すら受けかねない状況になると、エピフォンのアイデンティティとも言うべき(大げさ?)2点止めロッドカバーは一部の希少モデルのみの特権となってしまった。
そして、大半のモデルには故意に差別化されたとも思われる、3点止めのロッドカバーが付けられるようになってしまい、その上に描かれた「E」マークも形が変わってしまった。

L1110711_640_3

わがお気に入りのES-930Jにも、残念ながら3点止めのロッドカバーが付いている。
「E」マークはずんぐりしていてかっこよくない。
そこで、ES-930Jには往年のエピフォンの気概を取り戻してもらおうと、2点止めのロッドカバーを奢ってやることにした。
前に某マニア向けショップが自主製作した物が売られていたこともあったが、マニア向けのもののためか法外な値段だったし、権利関係の問題もありそうだったので、そういうものを安易に買うわけにはいかない。
ここはひとつ、「個人で楽しむ範囲内」ということで、自分で作ってみることにした。
幸い僕のヘンテコなTEXANには2点止めカバーが付いている。それを参考にしてみよう。

楽器屋から黒と白のプラ板が2枚合わせになった2プライ材を買ってきて、ロッドカバーの形に切り取り、形成する。

L1110636_640

角は面取りをして白いラインを出さなければならないし、釣鐘型というのは非常に微妙で形のバランスが難しい。
こちらを立てればあちらが立たず、という状況のなか、ひたすら紙ヤスリで形を整える。
EマークはTEXANのロッドカバーをコピーし、白いカッティングシートの上からコピーを当てて紙ごとデザインナイフで切り出してゆく。
これまたうまく曲線を切りだすのが本当に難しい。
うまく切り出せたと思っても、今度はきれいに貼れなかったり…。
嫌というほど作り直しして、やっと完成…。

L1110709_640_2

上段左がES-930Jオリジナル3点止め。
上段右がTEXANオリジナル2点止め。
下段、左から順に試作を重ねてゆき、右端が完成版。
最初のも結構いい出来だったのだが、ちょっと痩せていた。

L1110714_640

ボディ側のネジ穴が、実は少し左にずれて空けられていたり、ロッドカバー単体で見るのと実際にヘッドに取り付けて見るのとでは、弦との相対的な位置関係などから全然印象が違って見えたりと、バランス良く見えるようにするための微調整にはかなり手間がかかった。
ボディ側に何も加工しなければ、2点止めのうち下側のネジは単なるダミーになってしまって、実際には上側のネジだけでヘッドに固定することになるが、とりあえずはそのままでいいだろう。
これで、往年のエピフォンの雰囲気に1歩近づけたような気が、する?

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コメント

カジノのロッドカバーを探し続けてこちらのブログにたどり着きました。
かなり高い完成度ですね。。
試作品が余っていたら譲って頂けませんか?

投稿: ぎすけ | 2015/08/29 13:22

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