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2009/10/04

独逸阿房列車 序

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トマス・クック社の『ヨーロピアンレイルタイムテーブル』は、日本でも容易に手に入れられるヨーロッパの鉄道時刻表として知られている。
僕が初めてこれを手に入れたのは小学生の時だった。
当時、僕は非常な鉄道好き少年であり、架空の鉄道会社を空想し、その時刻表を大学ノートに日々書いていた。
鉄道会社の敷設は、はじめ国内に限られていたが、国内も手狭に感じ、舞台を海外に移そうと思い、その参考にクック時刻表を手に入れたのだ。
しかし、海外では地名や地形に現実味がないこと、横文字の並んだクック時刻表に馴染めなかったことから、わが鉄道会社は国内へ戻り、その後僕が鉄道への興味を失ってゆく中、事業を停止した。
今回、僕は実用としてのクック時刻表を手に入れた。
最初のクック時刻表も、僕にとっては十分「実用」として手に入れたのだが、一般に時刻表とは、何らかの旅行を控え、乗車する列車を検索したり、その列車の情報を調べたりするのが本来の使用方法であり、それが実用とされるだろう。

さて、今回の行き先はドイツである。
なぜドイツなのかといえば、当初は兄がドイツにいたためであったが、その兄が予定より早く帰ってきてしまったため、必ずしもドイツである必要はなくなったのだが、あえて行き先を変える必要もなかったのでそのままドイツと決まった。
日程は、休日1日増量キャンペーンの9月の連休に、夏期休暇や有給休暇をくっつけて、2週間程度。

そしてドイツ国内での移動は鉄道とした。
ドイツ国内も案外広いので、都市間でも飛行機を使うのがよいとの意見もあったのだが、飛行機も初めこそ外が見えたりすると楽しいが、あとはちょこんと座っているだけである。
国内線とはいえ、搭乗手続きなどはなにかと面倒そうだし、とにかく一連の飛行機の過程が面白くなく、愉快でない。
予算的なこともなくはないが、目的地に楽に早く着くだけが旅行ではないはずだ。
鉄道チケットは1等乗り降り自由のユーレイルパスを使う。
内田百閒は国内のあらゆる1等車でふんぞり返っていたが、僕はドイツの1等車でふんぞり返ってやろうと思う。

ところで、僕は月末に結婚するのだが、今回の旅行には新婚旅行の前倒し的な意味も含まれている。よって同行者は妻(予)1名。
彼女はヨーロッパへもアメリカへも行ったことがあり、海外旅行の経験は僕よりずっと豊富だ。というより、僕にはない。
しかも勤勉であり、日々ラジオでのドイツ語の習得に励んでいる。
そんな旅行であるので、阿房度はかなり低い。
そもそもこの旅行を阿房と称しては妻(予)に叱られそうだが、そこはドイツ語の大家百閒先生に免じて見逃してもらうこととして、独逸阿房列車は2009年9月中旬、始まった。

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コメント

結婚するんですか?
おめでとうございまーす

私も初めての海外でドイツにも行きました
素朴でいい街ですよね
楽しみに見させていただきます

投稿: たかやま(旧) | 2009/10/04 16:42

いろいろ旅行ではあったようですね?
今後の旅行記が楽しみです。

それはそうと、なによりご結婚おめでとうございます!

全然知らなかったので(リアル知り合いじゃないから当然だけど)びっくりしました。
お相手はどんな方なのかな?

投稿: お腹 | 2009/10/04 23:19

>たかやま(旧)さん
どうもお久しぶりです。
ドイツ、人々が誠実な感じがしてよかったよ。
僕も齢30、結婚するよ~。

>お腹さん
まあ僕はこういう方面のことは自分のブログには
書くもんじゃないと思ってまして…。
あくまでも「趣味と実用?」第一主義のブリグでございます。
というわけで、相手は学生時代からの知り合いで、
同い年の女性です。

投稿: brix | 2009/10/05 22:18

どうも!
ドイツレポ気になりますね。

あとご結婚(予)おめでとうございます!!
brixさんはカッコよさそうなので、
さぞ奥様になられる方もお綺麗なんでしょうね~

これからも趣味の情報交換よろしくお願いします。

投稿: じゃっく | 2009/10/06 00:47

じゃっくさんこんばんは。
ドイツでもたくさん電車に乗ってきましたよー!

いえ、特にカッコいいということも、
お綺麗ということも、どちらともありませんので
ご了承願います(笑)。

これからも趣味一筋でやってまいりますので、
こちらこそよろしくお願いします。

投稿: brix | 2009/10/07 23:48

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