テレビを当てよう
先週、クルマのディーラーからDMが届いた。
スタンプラリー形式でディーラーの系列5ブランドのクルマに試乗して、テレビを当てようというイベントのようだ。
僕はテレビを持っていないので、当たれば嬉しいような気もするが、問題はそこではない。
テレビという商店街の福引でもお馴染みの賞品とは裏腹に、クルマの方が全くお馴染みでない。
MINIはともかく、ジャガーやポルシェなんて、ハンドルを握る手が震えるのが目に浮かぶ。
「テレビが当たるって聞いて、試乗しに来ました~。テレビ持ってないんで。えへ」
なんて、おとといいらっしゃいませ、である。
MINIのディーラーと柵を隔てたお隣にポルシェとジャガーのディーラーがあるのだが、その柵は目に見えるよりずっと高く、越えようと考えたこともない。
まあ、その敷居の高さを少しでも低くしようというのがこの企画の意図なんだろうし、たかがクルマごとき、なんじゃい!という勢いで試乗に出かけてみるのもいいだろう。
しかし自分の性格を考えるに、新潟県庁を過ぎたあたりで(これらのディーラーは県庁の近くに集中している)、
「ああ、やっぱり来なきゃよかった。自分はなんて恥知らず…」
「このDMってほんとはニセモノなんじゃないか?」
「お前誰だよ?って目で見られたらどうしよう…」
「靴下に穴開いてないかな?あ、でも座敷に上がるわけじゃないからいいのか…」
「うーん、一旦ディーラー前を素通りしよう、退却だ、退け、退けー!」
などとぶつぶつ言いながら県庁周辺をウロウロすることになるに違いない。
正直なところ、ボルボやジャガーは見た目フツーな感じがするので、興味はないけれど、Z4とかボクスターには一度乗ってみたいなー。
あと、ディーラーの系列じゃないけど、新しいFIAT500にも。
ほんと、たかがクルマなんだけど。
ま、テレビも別にいらないや。




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