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2008/01/09

A HAPPY NEW RICKENBACKER Vol.2

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前にも触れたことがあるが、僕は昔360というモデルを買ったことがあった。
ジョージハリスンで有名な12弦ヴァージョンの360/12のリイシューではなく、6弦ヴァージョンという微妙な感じも気に入っていたし、330ほどメジャーでもなく、ビンテージケースもカッコよくて、とても気に入っていた。
けれど、指板の幅が狭く、アコースティックギターを弾きなれていた僕にはどうにもローコードが押さえ難かった。
C7とか、特にいらいらした。
その後、このギターは友人の元にトレードに出され、僕のところには4003がやってきて、360は今は幸せに弾かれていて、僕もしばしばお目にかかることができる。

今回手元にやってきた660というモデルは、もともとトム・ぺティモデルが元になっているらしい。トム・ぺティは「CONCERT FOR GEORGE」のDVDで観たくらいで、よく知らないし、今のところ特に興味はない。
しかし660に関しては彼の好みにより、指板の幅がリッケンバッカーとしては異例の広さを持っており、まさに僕の好みと一緒なのだ。このような幅広ネックを持ったリッケンバッカーのギターは、660を含むごく一部の600シリーズのみである。

トム・ペティモデルを経て、量産化された660の登場は90年代半ばと、リッケンバッカーの中では極めて歴史の浅いモデルだが、その仕様は長い歴史を持つ他のモデルをも凌ぐほど、クラシックなリッケンバッカーらしさに溢れている。

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第一の特徴は、キレイなフレイム・メイプルのボディ。
僕はトラ目フェチじゃないけど、ギター好きとしてはやはりトラ目は気になる。
リッケンバッカーにトラ目は似合わないという意見も大いに判るけど、50年代のビンテージリッケンの写真なんかには、びっくりするくらいキレイなトラ目のギターも見かける。
まあ、やっぱメイプルはリッケンバッカーの象徴のような木なので。
ちなみにレスポールだったら、トラ目がうっすら見えるか見えないかくらいの「ホンモノ」っぽいトラ目が好みだ。

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第二の特徴は、ゴールドバック・ルーサイト・ピックガード。つまり金色のピックガードとネームプレート。
赤に金?!なんてちょっとエグイ感じもするが、ギターの金色って、ゴールドトップのレスポールもそうだけど、すごく品があってかっこいい。
現にこのピックガードの色も、金というよりは黄土色といった感じ。
このファイヤーグロー(FG)にゴールドバック・ルーサイト・ピックガード(以下GPG)という仕様にはずっと憧れていたのだ。
ジョンレノンのモデルのリイシューとして生産されていた325V59というモデルには、FGも存在したらしいが、その現物はおろか、写真も、有名なリッケン本に掲載されているものや、海外のサイトのコレクターのものを見たくらいだった。
660のGPGは、チェッカーバインディングと相まって、50年代から60年代初期の仕様を強く感じさせる。
そのほかにも、しゅっと小さくまとまったヘッド、クルーソンタイプのペグ、サイド・トゥ・サイドのポジションマーク、トースター・ピックアップ、ブラックトップ・ノブ、フラット・テールピースなど、新しいモデルなのにもかかわらず、殆どビンテージシリーズのようなクラシックな仕様になっているのがたまらない。現行仕様なのはケースくらいなものである。

さらにさらに、第三の特徴として、2007年製のこの660はアンバーファイヤーグロー(AFG)という、通常のFGに飴色を混ぜたような感じの色になっていて、より「ビンテージ風」なFGとなっている。ポジションマークやバインディングも同様に飴色がかっていて、全体的に黄色っぽくなっているところがまたGPGとよくマッチしている。

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さて、4003と並べてみると4003の指板の方が黒っぽい。
実は4003の指板の方が質のいいローズウッド使っていたりして。

…やー、すっかり長々と書いてしまった。
ベース弾きで、ギターはろくに弾けないくせにギター大好きなもんでっ!

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コメント

何度見てもいい感じです。やっぱ飴色のポジションマークが羨ましい。でも360のwhiteピックガードには合わないのでやはりGPGならではのマッチングだね。おかげさまで360v64はなかなか雑誌でも同じ仕様の物は見かけることが無くちょっとした優越感を感じられていますが、この660なら尚更でしょう。そしてなんといってもFGの派手過ぎないトラ目がスンバらしいです。Lespaulでよく見かける「如何にもトラ目」と比べてとても上品ですね。さすが英国!!ヘフナーと660、4003の並んだ写真を見るといい血筋の家族で「燻し銀のおじいちゃん」、「エリート大卒のお兄ちゃん」、「主人公のいいとこ育ちなんだけどちょっとヤサグレてた弟」って感じですね。今度ファミリーに360も混ぜさせていただきます。

投稿: kim | 2008/01/12 00:29

下らない薀蓄に付き合ってくれてありがとう!
確かにホワイトPGには普通のマークの方が合うかもね。
>同じ仕様
660は滅多に出荷されていないようだけど、一応現行品だから、もう今後二度と生産されない360v64の方がレアだよ。
僕に代わって一生可愛がっておくれ。
>トラ目
結構バックは派手なんだけど、トップは割りと控えめな感じかな。
4003もそうだったけど、トップよりバックの方ほうがいい杢目だったりするのは、リッケンらしい無頓着さなのかね?

リッケンバッカーってれっきとしたアメリカのメーカーなのに、すっかりヨーロピアンなイメージがあるのは、ビートルズはもちろんその後のネオモッズの影響だよねやっぱり。
不思議なメーカーですな。
最後の例え、面白い!

投稿: brix | 2008/01/13 11:06

失礼しました。さすが「米国!!」(笑)

投稿: kim | 2008/01/13 12:32

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