カテゴリー「09.かいものほしいもの」の記事

2009/11/08

大人の科学マガジン

僕はかつて、『小学4年生』などの学習雑誌を買っていた頃があったが、それについてきた「ふろく」はほとんど作ったことがなかった。
けれどあれから20年、「ふろく」を作るときが今やってきた。

学研から出ている『大人の科学マガジン』という雑誌があり、これまでには「プラネタリウム」や「ミニ茶運び人形」「機械時計」などの科学好きが喜びそうな「おまけ」がついている。
僕はこれまでは特にそれらに惹かれることはなく、買ったことはなかったが、先日ジュンク堂をぶらぶらしているとたまたま最新号の第25巻が目にとまった。

Magaimg

今号の「ふろく」は、35ミリ二眼レフカメラ。
見たところ「ふろく」とはいえ結構本格的で、二眼レフってどんなんなのかなーと思っていた僕にはちょうど良い「学習図書」になりそうだ。
というわけで早速購入し、身辺が少し落ち着いたこの土日で作ってみた。
そして、ただ組み立てたのでは真っ黒で味気ないので、着色してみた。

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本当は赤い革を切り貼りしようと思って、一枚革まで買っておいたのだ。
しかし、型紙があるとはいえ、円をくりぬくところなどが難しく、何度も失敗を重ねてしまった。
このままでは革を提供してくれたブタにも申し訳ないと思い、予定を変更してプラモデル用の塗料で塗ることに。
タミヤカラーを買うなんて、いったい何年ぶりだろうか。

そして出来上がったのが、こちら。

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じゃーん!
一見なかなかの出来だが、実はよく見ると塗りムラが目立ってそれほどキレイではないのである。残念!
塗ることになるなら組み立て前に塗っとけばよかった!という点も多数。
けれど、遊びで入れてみようと思った銀色が予想以上に効果的で、一見とても「ふろく」カメラとは思えない感じに仕上がった。
なかなか満足である。

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久々登場のダイアナさんと。
ストラップはダイアナのもふろくカメラのも、細い革紐を買ってきて、妻に加工してもらってつけたもの。
どちらのカメラにもよく似合っていると思う。

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ファインダーを覗き込むと、ちゃんとスクリーンでピントが合わせられる。
そのぼんやりとした眺めは、昔のテレビのブラウン管を見ているようで、それだけでも楽しめる。
試写はまだ。
35ミリフィルムが使え、作りもそれなりにちゃんとした二眼レフ、これは結構楽しめそうな「ふろく」だ。
これは大人の皆さまにお勧めの平成21年度秋季文部科学省推薦学習図書である。
対象年齢は10歳以上なので、もちろんお子様にも。

しかしあんまり「ふろく」に影響され過ぎて、ローライフレックスでも欲しくなったら困るので、ふろく遊びもほどほどにしないといけないかも知れない。

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2009/09/09

今日はなにかといろいろと。

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先月末に発覚したMINIの雨漏り。
運転席側のフロアマットをめくると、じめっとしている。
じわっと水も出てくる。
これはただ事ではないと、ディーラーへ持ってゆくと、雨漏り。とのこと。
運転席側のウェザーストリップを丸ごと交換することに。
うーん。意外と早く来た雨漏り。
むしろ、まだ保証のきく今のうちだからよかったとみるべきか…。
以後、ずっと代車のデミオ生活だったが数日前に修理が完成して、今日仕事の後に取りに行った。
10日ぶりくらいに乗るMINIは、乗り始めは他人のクルマのようだったが、すぐに重いハンドルにも、マニュアルにも、ウィンカーをあげる左手にも慣れ、いつものMINIとなった。
トラブルとは呑気に付き合っていきたいが、ないに越したことはない。
そして、話の流れから貰ってきてしまったNEW Z4のカタログ。

さて、今日は世間ではいろんなことがあった模様。

先ほど、ライカM9発表(らしい)。
らしい、というのはライカのページが混んできてアクセスできないため。
フルサイズのM。
案外早く出てきたなー。
ま、早く出てこようが、遅く出てこようが、また引っ込もうが、いずれにしても買えるようなものじゃあないので、まるで対岸の火事。
現行MPもM7も、どんどん過去のものになってしまうのだろうか。

一方、ビートルズ全アルバム、リマスター盤発売。

前々から小耳にはさんではいたものの、それほど興味を持つこともなかったこの話題。
しかしそこはやはりビートルズ。
いつものように全世界一斉発売で、世間では大きなニュースにもなっているらしい。
欲しいか欲しくないかといえば、欲しい。
しかし、今のところはそれほどでもない。
1999年頃の『Yellow Submarine』の時も、はじめ聞いた時は、おーっなんてクリア!と驚いたものだけど、だんだん音質そのものはどうでもよくなってきてしまう。
大した設備もない僕の音楽鑑賞環境ではそんなものだろう。

さて、このプロモ、ジャケットが動いたり切絵風なのはアンソロジーのころから変わらない雰囲気である。
それでもやはり出来がいいのか、これまで何度も何度も数えきれないくらい聴いてきた曲が、ダイジェストで繋がっていくのを聴いているだけでも新鮮な楽しさがあって何度も見てしまう。
特にWhile My Guitarに入るところでは、思わず鳥肌が立ちそうになってしまうではないか。

さらに!
ゲーム。
数日前にネットのニュースで知ってはいたけど、映像は今日初めて見た。
たかがゲームとはいえ、侮れないぞこれは…。
その描写は非常に細かく、特に使用楽器は忠実に再現されている。
アンプはVOXからFenderへと変遷し、ジョージとポールのカジノにはビグスビーが付いていて、ジョンのにはない。
さらに、Back in the U.S.S.R.では、ジョンがFenderBassⅥを弾いているではないか!

こんなゲームが世に出るようになるとは…。
でもやっぱり楽器は弾いてこそだよなぁ…、と、自分もたいして弾けないくせに思ってしまうのは、「最新技術で誰でも簡単にビートルズ気分を満喫!」的なゲーム業界への敵愾心からだろうか。

それにしても、それにしても、ビートルズ、である。
ビートルズを知っていなければ、僕はどうなっていただろう。
幼稚園で挫折した楽器に触れることもなかっただろうし、MINIに乗ることもなかっただろう。
ファッションに興味を持つこともなかったかもしれないし、スーツを単なるユニフォームとしてしか見られなかったかもしれない。

それに、もっと勉強して頭が良くなっていたかもしれないし、もっとお金もたまっていたはずだ。
…あれ?

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2009/08/19

新パソコン。

パソコンが壊れて以来、テレビもなくパソコンもなく、情報は職場の新聞に頼るのみ。
地震のニュースも大雨のニュースも、薬物汚染も、あらゆるニュースが1日遅れで入ってくる。
しかしそのおかげで、久々に夜ゆっくりと昔読んだ本を読み返すこともでき、案外悪くはなかった。
3日もあればネットのない生活にも慣れてしまいそうだ。
だがしかし、今は何かとパソコンが特に必要な時期で、ないわけにはいかない。
1日も早くパソコン環境を立て直さないといけないのである。

そういうわけで、前から考えていたように、のんびりDELLでBTO、などと悠長なことも言っていられず、急きょ新潟市まで買いに出かけた。
最近のパソコン事情なんかよく知らないし、なんでもいいから安いやつを買ってしまうかとも思ったが、決して安くはない買い物だ。そんなんでいいのか…。
かといって、今さらネットであれこれ調べ上げ、某比較サイトで吟味するほどの熱意は全くないし、なによりネットが見れなくて困っているのだ。
PCゲームやCADをするわけでもない僕は、もうパソコンのスペックなんてどうでもいいや、本体とディスプレイがついていればいいや、と半ば投げやりになりつつ、とりあえず量販店へ。
デスクトップで予算は10万円程度。あとはその場で。えいままよ。

意外と店頭に置いてあるデスクトップの種類は多くはなく、選択肢は幸か不幸か多くはない。
NECは手堅い感じだけど、職場のパソコンを思わせる色気のないデザイン。
最近の主流らしき一体型はおしゃれなのが多いけど、対象外。
Kジマ→Kズ→Bカメラ→Yカメラとみて、最終的にSOTECのやつにした。
昔はあまりいいイメージのなかったSOTECだったけど、いつの間にかオンキヨーに買収されたらしく、オンキヨーのディスプレイが付いている。
オンキヨーには前から何となく憧れがあったので、これにしよ、と。

Vistaは慣れないのでまだ使いにくいが、今までのに比べればすべてにおいて速く快適で(あたりまえだけど)、よいよい。
ただ、これまで使っていたフォトショップエレメンツ(D-LUX3についてきたやつ)が使えないのはちょっと困るけど、写真の編集もあまりしないんだから、これはこれで、まあいいか。

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2009/06/10

M6戻る。

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調整に出していたM6が3週間ぶりに戻ってきた。
早速オアズケ状態のカラースコパー28mmをつけてみる。
僕のM6はファインダー倍率0.72なので、28mmのフレームはファインダー目一杯に広がり、ファインダーを覗き込むようにしないと28mm枠の全体像が把握できない。
どうせレンジファインダーだし、28mmなんてそれほど厳密はフレーミングは不要だといえば不要なのだが、やはり気持ちがあまりよくない。
そこで、コシナの外付ファインダーも用意した。

…と、こう書くといかにも必要に迫られてファインダーを買いました、という風だが、本音を書くと、その見た目が格好良くて買いました!とほぼ言い換えられることは否定できない。
僕はストイックに写真を追求してますっ!というのではないから、見た目は重要なのだ。
モノとしてのカメラにも魅かれているから、わざわざライカなんて使っているのだ。
全国の真面目に写真やってる人、本気でライカで写真撮ってる人、スミマセン。
ま、別に僕とてふざけてやってるつもりはないのだけれど。

さて、ひと通り言い訳を済ませたところで、やはりいい感じである。
まず、レンズはとてもコンパクトで、50mmのプラナーのような重々しさが全くない。
プラナーも一眼レフのレンズに比べれば十分コンパクトだが、カラースコパーをつけたM6は、ほんとひと昔の「コンパクトカメラ」そのものだ。
ファインダーを外付けした分、縦に大きくなったが、このくらいどうということはない。

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そして、外付ファインダーの「見え」は素晴らしく明るく鮮明で、覗いた時の気持ちよさはM6のファインダーをはるかに凌ぐ。
F11くらいまで絞って、ピント合わせなど考えずに、視力の落ちた裸眼に新品のコンタクトレンズを装着したような気分でサクサクスナップしていくのは、一体どれだけ清清しいだろうかと思う。
外付ファインダーの色はブラックペイントかシルバーかだいぶ迷ったが、ボディに合わせてシルバーにして正解だったようだ。
レンズもファインダーも、ボディとの違和感がなく、重厚な雰囲気で調和している。
こんないいレンズやアクセサリーを安価で供給してくれるコシナはやはりエライ。
コシナさんありがとう!ツァイスイコン売ってごめんなさい。

これは実写が楽しみで仕方がない。

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2009/05/24

フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 28mm F3.5

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気がつけば5月も残すところあと1週間。
連休明けからはなんとなく日々が過ぎてしまい、今日となってしまった。
毎日はそれぞれちゃんとやっているんだけれど、その間何か変化はあったか、何かの成果は得られたかと問われればこれといってない。
仔細に見れば、いいこと悪いこと、嫌なこと面倒なことなどいろいろなくはないが、よく言えば平和に穏やかに、悪く言えば漫然と日々は過ぎていく。
とりあえず、そんな我が30代の始まりである。

さて、あれこれ物議を醸した定額給付金は、貰えばやはり嬉しいもので、こんな金があるのなら将来に回せ、俺は返上する、とは残念ながらならない。
庶民はたくましくあらねばならない。
そうして、給付金と残業代がレンズに化けた。

口実はある。
僕は今年、重要な旅行を控えていて、それに持参するレンズが手持ちのPlanar50㎜一本のみでは少し心許なかったのだ。
50㎜一本のみを持参し、全て50㎜で撮りきることができればとてもクールで天晴れだけど、残念ながら僕にはそんな勇気も腕もない。
そこで、50㎜と組み合わせるレンズを物色していたところ、既に生産終了となっているこれが、在庫が邪魔になったのか定価の半額ほどで投げ売られていた。

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ほんとは35㎜が欲しくて、明るくて小さいNOKTON classic 35㎜ F1.4を狙っていたのだけど、給付金と残業代程度では到底買えないのであきらめ、安くて評判の良いこのレンズがなくなってしまう前にと、急遽購入。
これは比較的暗いレンズだけれど、28㎜じゃあボケをいかしてどうのこうのということもないから、日中はある程度絞っておいて常用していれば、いつでもとっさにシャッターを切れる(はず)。
とても小さいながらもずっしりとした真鍮製の本体は、質感も申し分なく、これよりずっと高かったPlanar 50mmよりもはるかに雰囲気がある。
ご丁寧にレンズキャップまで金属製だ。
安くてしっかりした造りのコシナ製フォクトレンダーは僕らの見方!

さあこれで28mmと50㎜が揃い、旅行にはM6一台だけでD-LUX3はもういらない!かな?
でもやっぱり心配だからいるかな…?

ところで、一刻も早くM6にこれをつけて撮りに出かけたいところだけど、実は諸事情により今手元にM6はなく、レンズを買ってもただ眺めるだけという、なんとも間の抜けたオアズケ状態となっているのである。

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2009/03/23

おとな買い?

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連休中、新潟へ行った際に立ち寄った某カメラ量販店で、ネガフィルムを25本まとめて買った。
既に生産中止が発表されているDNP CENTURIAだ。
ISO400の36枚撮りが、1本たったの140円。
もともとは「お一人様3本まで」とかあったようだが、それでも在庫が捌けなかったのか、全くの投売り状態。
たくさん欲しいところだが、カメラ屋には買い物カゴが置いておらず、意外とレジまで一度にたくさん持っていくのは難しい。一人では一度に10本くらいが限度である。
それならば数回に分けてレジまで運べばよいのだが、それはいかにも欲深そうでいけない。
結局、小心者で、欲深いのに欲深いところを見せたくない僕は、1軒目で10本、2軒目で5本、3件目で10本という、みっともない買い方をしたのだった(新潟市内には某カメラ量販店は数件あるのだ)。
2軒目で5本と、いきなりトーンダウンしたのは、つい懐事情を慮ってしまった結果と見られる。

このDNPのネガフィルム、ほんの数年前に出たばかりなのに生産中止とは非常に残念である。
この機会にISO100の36枚撮りも確保しておきたいところだが、DNPのそれは投げ売られてはいないようなので、他に安くて気軽に撮れるネガフィルムを買っておくならば、もう業務用のコダックをまとめ買いするしかないようだ。

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2009/03/08

リアルライカ

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なんだかんだ言っても、見積もりを貰った時点で僕の心は決まっていたのだと思う。

―ツァイスイコンを下取りに、M6を買おう。

僕は自分のものを売却という手段で手放したことはない。
古本1冊、CD1枚そうやって手放したことはなかった。
やはり一度は自分が決めて手に入れたもの、手放さずに自分の下に置いてやりたい。
しかし今回は事情が異なる。
フィルムのレンジファインダーなんて2台も手元に必要ないし、ライカを買えばそればかりを手にし、ツァイスイコンは放置されてしまうのは目に見えている。
そして何より、資金が必要だ。

結局、ツァイスイコンとは半年とちょっとの短い付き合いだった。
悪かったなあと思いつつ、きれいに磨き箱に納める。
経験はないが、
―好きな人ができたから別れてくれ、本当に好きなのは君じゃなかった。
なんて言って別れ話をする時のような気分だ。
経験はないが。

数日後、職場にM6が届いた。
何食わぬ顔をしながら受け取り、ロッカールームでこっそり開封。
ツァイスイコンとは異なり、かなり鈍く光るそれは、タバコの匂いがかすかにした。
ライカの質感に欠ける、などと酷評されることも多いM6だが、やはりそれは僕にとって憧れのライカそのものだった。

こうして先月の初旬、僕の元へとやってきた初めてのライカ。
シリアルからすると、1995年の4月に出荷されたロットの1台らしい。
1995年の4月といえば、僕が高校に入学し、それまでとあまりに違う環境の中で毎日ヒーコラ言っていた時期だ。
まあ、当時のヒーコラが今の自分の土台になっていると言えばそう言えなくもないし、そう考えれば、このM6がその頃作られたというのも、何か縁があるように思えないこともないような気がする。
結果的に、ツァイスイコンに寄り道したことを踏まえれば、相場よりずっと高いM6になってしまったといえる。
しかし、人生何事も近道がベストと思ってはいけない。
実際、ツァイスイコンはフィルムを再度使ってみるという大きなきっかけを作ってくれたではないか。
やはりそれは必要な過程だったのだ。

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さて、ライカといえどもそれは単なるカメラに過ぎないわけで、ライカを持ったからといって、所謂「ライカでしか撮れない写真」が撮れるとも思わない。
むしろ、時代遅れで、ある種厭味なカメラと見られることもあるかも知れない。
けれども、欲しかったのだ。
欲しいモノは欲しいから、手に入れるべくあれこれと策を弄する。
欲しくないモノは欲しくないから、やるいわれても断わる。
これでも自分のなかでの原則はちゃんとあり、この時書いたことに悖るとも思っていない。
また、自分にはまだライカなんて10年早い!などとも思わない。
自分が使いたいものを使って、誰にも結果を求められず、好きなときに好きなだけやって、やりたくない時には好きなだけサボれる、こうして全く無責任にフラフラ続けられるのが、趣味のいいところじゃないか。

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2009/03/07

そして事態は思わぬ方向へ

2台目のドリームライカを買って目が覚めた日曜の朝。
朝なのに疲れた頭でぼーっとネットを見ていると、2台のM6が目に留まった。
1台は極上レベルでピッカピカ。しかしシリアルは170万台で新しくはない。
露出計をもつM6であれば、できれば新しいものの方がいい。
もう1台は若干状態は劣るが、シリアルが200万台で比較的新しい。
どちらも一般的な中古M6の相場よりは安く、あまたの中古M6群の中では抜きん出て条件がよい。

―予定通り10年後、予算を気にせずバーンとライカを買うならM6ではなくて新品のMPとか、極上M4とかがいいに決まっている。
―けど、もしお金がない今買うのなら、現実的・実用的にこの辺りのM6がちょうどいいなー。
―なんだかんだ言っても露出計はあったほうがいいしねえ。
―機械式シャッターなら修理しながら長く使えるし、露出計も最悪修理不可能にまで壊れたら、普通にM4以前のライカみたいに使えばいいわけだし。
―ルックスだって、赤丸やロゴは正直嫌いじゃないしねえ。
―うんうん、M6やっぱいいなあ。

…なんて、買うわけでもないのに想像しているうちが一番楽しいのである。

―ところで…10年ツァイスイコンで修行して、その後に憧れのライカをアラカルトでも何でも好きなモデルを手に入れるとして、10年後、フィルムってどうなってんのかな?
―それよりも、10年も「本当はライカを使いたいんだけど…」なんてツァイスイコンを使い続けて、そんなんでいいのか?
―でも、使い慣れて愛着が出てくるのはこれからだろうしなあ。
―でも、本やネットで常々ライカを眺めつつ、一方でツァイスイコンに無理やり自分を納得させて愛着を持とうとしてないか??
―そんなんだったら、まだ新しいうちにさっさとツァイスイコンを手放して、バリバリ使ってくれる人の手に渡った方がツァイスイコンにとってもいいんじゃないか??

…頭が疲れていたせいか、頭の中が想定外の方向に流れてきた。

―シリアルが新しい方のM6、見積もりだけ、取ってみようかな?
―もちろん、ためしに、ね。
―店主に、いまどきライカ以外のフィルムカメラなんかに値段なんかつかないんじゃい!なんて二束三文にしかならなくて、意気消沈、どうもスミマセンでした、馬鹿な考えは二度と起こしません…ってなるかもしれないし。

…幸か不幸か、ツァイスイコンの下取り価格は、思ったよりよかった。
詳しく確認すると、M6の状態も想像していたほど悪くない。

現実的にライカをの購入を考えてみるなんて、前日までは全く思いもよらなかったけれど、既に2回もドリームライカを購入していたせいか、自分でも知らないうちに不用意な一歩を踏み出していた。

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2009/03/04

ドリームライカ

夢にまで出てくるようになってしまったライカ。
こうなってくると少しずつ影響がでてくる。

ツァイスイコンを持って写真を撮りに出かけても、これがライカだったらどうなんだろう?ということを考えてしまうようになってしまった。
ボディが変わったところで、僕が撮るような写真では何も変わらないのはわかっている。
けれども、本やネットから仕入れた情報によって構成された、〝妄想ライカ〟は僕を徐々に絡めとってゆく。
ツァイスイコン購入の際には中古のM6と天秤にかけたのだが、M6を選んでいた方が僕は満足していたのだろうか?
―こんなことを考えてしまうようではツァイスイコン申し訳ないし、なにより楽しくない。

ある土曜の晩、同僚と鍋をした際に50万円あったら何に使うか?という、ばかばかしい話題になった。
最近新車を買ったばかりの同僚は、時計。
VWに乗っている同僚の彼女は、アクセサリーと貯金。
僕は、ライカ。
ライカってあのバカ高いカメラだよね?雑誌で見たよ。と言って、同僚が僕に見せた雑誌の紙面にはM8が紹介されていた。
あー、それじゃなくてね、フィルムのやつ。いつか欲しいんだ。

その晩、僕は再びライカを買っていた。
ドリームライカ、2台目である。
またライカだよ…。
僕はすっかり疲れた頭で日曜の朝を迎えた。

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2009/03/03

やっぱり気になるデジタルカメラ

フィルムカメラを使うようにはなったが、カメラ屋へ行けばデジカメはどうしても見てしまう。
そして、買うあてもなくカタログなんかを貰ってしまうのである。
いまオリンパス E-620がけっこう気になる。
「アートフィルター」を使えば、トイカメラ風、粒子の粗いラフな銀塩モノクロ風、露出オーバー気味のおしゃれ写真風などなど、多様なイメージの写真が撮れる。
その他、画像のアスペクト比も35mm判の3:2はもちろん、流行りの正方形など、これもいろんな種類が選べる。
今、僕がもしデジタル一眼レフを買うならば、でっかいフルサイズ一眼なんてのには目もくれず、迷わずこれにすると思う。
これ一台とレンズが数本あれば、他にどんなカメラ、機能が要るというのだろう。
僕はハイスペック競争なんかには興味がないから、僕としては必要十分な性能が凝縮されたこの小さなカメラがまさに理想形。

…同じようなことは前にも書いたけど、やっぱりオリンパスの小さな一眼レフは今でも気になる存在だ。
もし今E-620を持っていたなら…なんて想像すると、何故今更フィルムカメラなんか買ってしまったんだろうという気がものすごーく、する。
素直にE-420でもE-620でも買えばいいじゃないか、と。
時間もお金もかからない、プリントだってネットで簡単に出来る。
フィルムの残量を気にすることもないし、スキャンの手間もなく、何より確実に写っている。
10年前じゃあるまいし、今更こんなデジカメのアドバンテージをわざわざ書き出すのも馬鹿馬鹿しいが、いまこれを書いている瞬間も本当にデジカメはいいなあ!と思う。

さて、ライカ本を短期間に浴びるように読んでしまった僕は、ライカを買う夢まで見るようになってしまっていた。
まるで子供のようで恥ずかしい話だが、夢で買ったライカはブラックペイントのM4?だった。

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