カテゴリー「07.おでかけ」の記事

2008/06/19

写真とかMINIとか、なげやりなタイトル。

先週末は新潟市へ出かけ、いろんなことをしてきた。
これまでドラムとベースだけで淋しく音出しをしてきたバンド?に、新しくギタリストも入って音を出してみた。
年上のうまいひと。
やはり初対面ということで緊張したし、自分がアドリブ的なものが全然できないこともあり、情けなくもなる。これを機に、もっと練習し、昔のように弾けるようになろう(もっとも、アドリブができないのは昔からだけど)。

翌日は新潟県立万代島美術館へ行き、「写真・昭和の肖像1945-1989-レンズが視た鮮度の日本-」展を観てきた。
戦後の昭和は前から気になっている時代だ。
タダ券を持っていたこともあり、満を持してついに行ってきた。
ボリュームはかなりあり、見たあとにはへとへとになるほど見ごたえがあった。

その後、街へふらふら買い物に出かけ新しいサングラスを買い、海の近くの護国神社へ。
僕の好きな場所だ。

L1080128_800 L1080131_800

学生の頃、ここ護国神社の境内で「薪能」を観た。
「薪能」とは、夕方~日没にかけて薪の明かりの下で能が上演されるもので、それはそれはえもいえぬ雰囲気だった。
そのほかにも、この辺りには初夏に来る機会が多く、夏といえば護国神社に行きたくなる。

L1080130_800 L1080136_800

翌日は久々に新潟MINIへ。
昨年の晩夏に10,000Kmを迎える直前に1度目のオイル交換をして以来、さらに10,000Kmを走り、2度目のオイル交換を行うためだ。
本来はまだ交換の必要はないのだろうが、一応、気持ち的なものもあり、1万キロごとに交換していこうと思っている。

L1080141_800 L1080142_800

ショールームにはクラブマンがディスプレイされ、輝いている。
このホットチョコレートという新色はとてもよい。
作業の間、COOPERのATを借りて、40分ほどドライブ。
可愛らしい黄色。
街中では当然COOPERで十分なパワーがあり、別にSである必要は全く感じない。
自分のクルマが一番なのは誰でもそうだろうが、なかなかよいCOOPER-ATだった。
ついていたカーナビは蛇足だと思ったけれど。

そして、恐らく写真展を見た影響なのだろうが、ムラムラっと写真をやりたくなり、写真関係の本を買い、ひそかな決意を胸に家路についた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/01

五里霧中阿房自動車

梅雨の長雨では嫌にもなるが、この時期の、初夏の雰囲気を漂わせつつたまに降るしとしと雨は結構好きだ。
空気は澄んで、雨が降ったりやんだり、山には濃いガス。そんな風景が僕は好きなのだ。

雨といえば群馬県北部が似つかわしい。個人的に、これまでの経験上。
週末、土曜日の予報は完全に雨。
この雨を最大限に楽しむには群馬県北部に行くしかない。

…というわけで、早起きして、出発。

L1070982_800 L1070985_800

R17三国峠を越えて、群馬県に侵入。
予定通り、雨&霧。
これ以上ないくらいに湿っぽい天気だ。しめしめ。

L1070995_800

みなかみ町に入ると、道の駅たくみの里というのを地図で見つけ寄ってみる。
かなり寂れた県道を行った所にあり、こんなところに道の駅を作っても…と思っていたら、予想に反して大賑わい。
三国街道の宿場の雰囲気を整備・復元し、馬込辺りをモデルにしている感じ。
ここは時間をかけてゆっくり楽しめそう。
けれど、今回は僕一人だし、雨も降っているのでさっと散歩しただけで後にする。

L1070999_800 L1080003_800

道の駅で殆どの人々は引き返すようで、その先のr53には誰も入ってこない。
辺りは相変わらずの濃霧。
こんなときに恐い話でも思い出すと、ちょっと嫌なくらいの雰囲気。
しかし、雨と霧は今回の阿房自動車最大のテーマであるから、我慢せねばならない。

腹が減ってきた。
お昼ごはんの時間だ。
お、ちょうど、、

L1080006_800

こんなものがあったので、立ち寄って、いつもどおり弁当を買う。
さらに、最近近所では見かけなくなったコレも売っていたので、買わざるをえない。

L1080007_800

今日のお昼ご飯は、えび天丼。
なんとナス入りである。えびは3尾。なんとも豪華。
これを、川原湯温泉駅の駐車場で人知れず食べる。

さて、ここ川原湯温泉は今日の目的地の一つでもある。
別に風呂に入りにきた訳でもないのだが、僕の北群馬雨の中イメージの中核をなす土地がここなのだ。
ま、単純に前回伊香保温泉に来たときに、雨のなかこの辺を通ったからというだけなんだけれど、ここは数年後、建設中の八ッ場ダムの湖底に沈む運命となっている。
そんなもの悲しい雰囲気と、雨の天気が一致して、僕に強く印象付けたのだと思う。
川原湯温泉には申し訳ないけど、僕の中ではそういうイメージなのだ。

L1080008_800 L1080012_800

クルマの外にでるのも躊躇ってしまうほど雨が本降りになってきたが、雨がよくてココに来たのに、雨が嫌で外に出ないというのは本末転倒も甚だしい。
なので、傘をさしてしばし散策。

L1080010_800 L1080021_800

雰囲気ある旧橋も、鄙びた温泉街も、みんな沈んでしまうらしい。

L1080014_800 L1080028_800

これも、いま流行のゆるキャラってやつ??
緊迫感に欠けているようですな。

L1080029_800 L1080034_800

雨に似つかわしい町並み。
わざわざ雨と霧の中ココまで来た甲斐があったというものだ。

L1080026_800 L1080037_800

着々と工事は進んでいる様子。

L1080038_800 L1080039_800

さっきのゆるキャラらしきものは、火を消しているんじゃなくて、お祭りの最中だったようだ(写真左真中上)。
ゆる、なんて言って失礼しました。
そういえば、ふた昔くらい前にはなぜか食事と盆栽、てな店ってあったなあ。
家族でそういう焼肉屋に行った記憶がかすかに残っている。

L1080046_800

この川原湯温泉駅の雰囲気も好きだ。
国鉄時代の、いかにも駅って感じで。
観光地っぽく変にお城をイメージしました、とかではなく、駅の機能しかもたない、駅。
跨線橋の色もまたいいじゃないの。
最近こういうえきえきした駅はすっかり見なくなった気がする。

これらみーんな湖底に沈む。
けれど、だからといって当事者でない僕は「ダム反対!」なんて言えないし思わない。
生態系や環境への影響を憂慮!、もしない。
そんな大事なことを判断するには、僕はココの事情やダムというものについて無知すぎる。

風呂にも入らず、名物も食べず、ナス入りの天丼を食べて散歩をし、川原湯温泉を後にした。

さて、まだ先は長い。
遠くまで来たということは、遠くまで帰らなければならないのだ。
ここからは定番のR292草津・渋峠・志賀高原越えルート。
これからあの山岳道を越えなきゃいけないことを考えると、ちょっとひるむ。
やはり一人だと、この辺りから飽きてくる。

L1080048_800

道の駅草津運動茶屋公園で見つけた古いポスター。
未・舗・装じゃーん!

L1080051_800 L1080054_800

ガス発生、停まると危険の場所をぐんぐん登ってゆくと、体調が悪くなってきた。
疲れがいっぺんに出てきた感じで、体中に潜んでいた悪い場所がみな一堂に会したよう。
こめかみの辺りが痛み、コンタクトレンズもゴロゴロして辛い。

L1080058_800

やっぱり疲れ気味なときに無茶するとよくないんだな…。
前はもっと無茶できたような気がしないでもないんだけどなあ…。
滋賀から新潟まで、秀吉並みの大返しを一日でしたこともあったんだけどなあ…。
もう帰るの嫌になってきたなあ…、なんて弱気になってくる。

L1080064_800 L1080068_800

国道最高地点では、まあ一応記念撮影。
寒いのでさっさと撮って、さっさと出発。
折角遠くまで来たんだからもっとドライブを楽しめばよかったけれど、このときはそんな気になれなかった。

ところが、高度を下げるとだんだんと調子が戻ってきて、R18を上越へ向かう頃にはすっかり快復していた。
疲れていたところに、高いところへ登ったから一時的に症状が出たのかも知れない。

さて、上越に着き、ガソリンを入れようとスタンドを探すと、どこも長蛇の列。
そういえば、今日はどこのスタンドもそうだったなあ。
明日から6月、ガソリン再値上げのことを思い出す。
それを思い出すと、バカバカしくなり俄然入れたくなくなる。
これじゃあ駆け込みみたいじゃないか。
入れないで帰ろうかと思ったけれど、残量が少なかったので、結局入れて帰った。

今日一日、およそ360kmの行程だった。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008/05/19

ADULT.

L1070912_800

五月に入り、まだ一度も自宅で週末を過ごし ていない僕は、先週末もあちこちと移動。
土曜に、先週コーティングに出したMINIをお店に取りに行った。
その途中、GOLF号でのんびり走っていると、まさに初夏の新潟!!といった趣きの風景に遭遇。
場所は旧岩室村(現新潟市)というところの県道沿い。
その昔は県内各地で見られたという「はさ木」のある田園風景だ。

L1070909_800 L1070900_800

昔、就職試験のために乗った真夏の田んぼの真中を走る信越本線の車窓は、それ以後僕の夏の新潟のイメージとなったのだけど、そのイメージそのまんまの風景。

L1070915_800

それで、今でもなぜだか夏といえば中越の風景が思い浮かぶ。

その後はいよいよお楽しみのMINI。

L1070938_800 L1070940_800

「いや~、やっぱりキレイでした」
とはお店の人の第一声。
この色で洗車キズも殆どつけないでこれだけキレイに保てるなんてすごいですよ、なんて褒められる。
というわけで、もともとキレイだったので今回は見違えるようにキレイになった!という感じは正直僕もお店の人もしていない。
けれど、大事なのは施工直後のキレイさなんかではなく、これから先だ。
磨きも少なくて済んだとのことで、実際僕が思っていた以上にボディの状態はよかったらしい。磨きも、少なくて済むのならばそれに越したことはない。

翌日日曜日は、友達が通っている新潟市内のドラムスクール主催の、発表会に参加させてもらった。
その名も「大人のためのドラム発表会」。
老若男女問わず、スクールの生徒さんたちが、日ごろの練習の成果を発表するのだ。
だから生徒さんも曲もバラエティに富んでいて、寿司屋のご主人もいたし、定年後のご夫婦共演、なんてのもある。

L1070974_320 
この写真でベースを弾いている人は、僕じゃないです。念のため。

いわゆるライブと全く趣きが異なり、実にほのぼのとしていい雰囲気。
生徒さんの家族や友人が共演できれば参加して、足りないパートはスクールの講師が務めてくれる。だから生徒さんはみんなバンドを体験できるわけだ。
やっぱり、こういう楽器はバンドやってこそ。
僕もベースで参加させてもらって、ボーカルとギターは講師の人にお願いして、KulaShakerの「HeyDude」!
そんなロックもあれば、「あなたの噛んだぁ~小指がぁ痛い~」なんてのもあって、まさに「大人のドラム発表会」。
狭い会場には意外なほどたくさんの人が集まって、座る場所がないほど。
久々の人前での演奏を楽しませていただきました。

打ち上げには参加できず、そのあと僕はまた3時間かけて下道で上越へと帰らなければならなかったのだけれども。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/05/08

GWD

今年のゴールデンウィークは、「ウィーク」と言うほどでもない、小粒な休み。
なので7日も休みを追加して、実家に帰省。
下道で片道300Km、6時間くらいかかるので、そうそう帰られない。
往復だけでかなりのドライブとなるので、実家ではあちこち遠出せずに、比較的近場に出かけた。

L1070748_800_2 L1070742_800

4日はのんびりと、山形市内の野草園へ。
運良く無料開園日。
連休だから人は多いけど、園内は広いのでごみごみした感じは全くなく、快適。
野草園というだけあって、野草がたくさん生えている。

L1070746_800 L1070751_800

ただ、天気がよすぎて暑い。
それでも日陰に入れば心地よい風が通ってゆく。
売店のおにぎりや山菜のてんぷらなどにも強く惹かれたが、この日はどうしても蕎麦が食べたかったので、我慢。
蕎麦屋は多いけど、どこもとても混んでいる。
山形は蕎麦もおいしいところなのだ。

何件か探して、仙台へ向かうR286笹谷街道沿いにおいしそうな店を見つける。
ちょっと待って、裏の渓流を眺めながら食べられる席に通される。

Imgp3521_800_2

僕はもりそば大盛り。うまかった。

6日、新潟への復路は、新潟市経由はもう飽き飽きしているので、米沢ー喜多方―会津坂下―只見―小出―十日町経由で帰る。
以前通った経路の逆ルートだ。
このルート、なかなか新鮮でよいのだが、冬は閉鎖されて通れない。
今年も4/24に開通したばかりだ。
喜多方市街では色違いのクーパーSにくっついて走ったりもしつつ、源来軒というラーメン屋でうまいラーメンを食べ、ひたすら初夏の空の下奥会津をずんずんとゆく。

L1070799_800 L1070805_800

初夏の陽気でも、新潟県との県境の山には雪が残る。
田子倉ダムが見えてくれば、県境は近い。

L1070812_800

ダム堤の上からの眺めは素晴らしいが、眼下の写真を撮るときには、かなりおよび腰にならざるをえない。高くて恐いのだ。

L1070820_800

田子倉ダム周辺のR252は以前通ったときはカーブなど細く貧弱だったが、ところどころ線形が改良され、いくらか走りやすい道に変わっていた。
飽き飽きの新潟市経由でないのはいいのだが、このルートもやっぱり遠い。

ドライブと言うよりかは、帰省のため往復しただけな気もするが、今回のゴールデンウィークドライブ、全部で800Km弱ほどの行程だった。

今日が連休明け最初の出勤日で、明日はもう金曜。すばらしい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/29

プレGW。

勤め先の同期にたまたまドラマーを見つけ、先月から月いちくらいで一緒に練習を始めることにした。彼は新潟市に住んでいるので、練習場所は互いの中間地点の長岡市内のスタジオで。
今日はその練習日。
練習は午後からだが、早く出発してどこか回り道をして行こうと思いつく。
今日はどこにしようか。

L1070647b_800 L1070663_800

山をいくつも越えて、小千谷に出て、山古志を経由することに決めた。
言うまでもなく旧山古志村は、平成16年の中越大震災で大きな被害を受け、報道にも大きく取り上げられた地だ。
前回ここを訪れたのは、地震の起こる2ヶ月前。
地震後、行こう行こうと思っていながらも、なかなか機会に恵まれなかった。

L1070660_800

この時期、山の色は日ごとに若草色に染まっていく。
先週見た山の色とはもう既に違う。
窓から入ってくる風も、田んぼに水を入れ始めるこの時期ならではの、土の匂い。

L1070671_800

山古志に入り、中山トンネルに着いた。
右側に小さく見えるのが、手掘りの旧隧道。その筋では結構有名な隧道だ。
全く嘘のような話だが、平成10年までは、この車も入れるのか怪しいような手掘りの隧道が、現役の国道291号線のトンネルだった。
以下4枚のトンネルの写真は、前回訪問時(平成16年8月)のものである。

134_3467_800 134_3479_800

なかは暗くじめじめひんやりしており、僕の場合絶対に一人では入れない。

134_3474_800 134_3480_800

今日も、とても一人で入ろうという気にはなれなかったので、外から中の様子を窺うだけ。
繰り返すが、この隧道が平成10年までは現役の国道だったのだ。

L1070674_800

辺りは落ち着いており、一見地震など過去のものになったかのよう。
しかし、生活している人にとっては、まだまだいろんなことが残っていることだろう。

L1070684_800 L1070681_800

眺めのよい駐車スペースにクルマを停め、昼食。
今日もコンビニ産の弁当だ。
秋山郷へ行ったときはおにぎりの立ち食いだったが、今日は人が全く通らないような場所でもないので、お行儀よく車内で食べる。
それでも窓を左右とも全開にしていると、気持ちよい風が入ってきて、外で食べているような気分になれる。ピクニック気分だ。
その後通った道は、復旧ではなくR291の線形を全く変えて新設した道路で、前回通ったときの面影は全くなくなっていた。

山古志を過ぎ、R291からR17に出るところでキレイな舗装の県道を通る。
「妙見」という地名から、土砂崩れに巻き込まれた車の中から子供が助けられた場所だということを思い出す。

L1070702_800

13:00から15:00まではスタジオ。
ドラムとベースだけなので、まだバンドの体をなしておらず、PAを通した音源に合わせてプレイするという寂しい練習ではあるが、やはりスタジオでデカイ音出してやるのは非常に爽快だ。今後はなんとしても人を探してバンドの形に持っていきたい。
今日はおもに、KulaShakerを。

帰りは素直にR8経由で戻る。
柏崎市街はいつも渋滞するので、僕は柏崎刈羽原発辺りから海側を迂回するのだが、今日はちょうど日没の頃だった。

L1070714_800_3 

海浜公園の駐車場にクルマを停めて降りると、他にもたくさんの人たちが日が沈んでゆくのを眺めている。
柏崎も去年の中越沖地震で大きな被害を被り、この海浜公園付近もいまだに道が荒れ、復旧工事が盛んに行われている最中だ。

L1070707_800

山古志や柏崎を含む新潟県中越地方は、地震によってその名が知れてしまったけれど、山も海もとてもきれいなところで、僕は大好き。
県外の人にも、是非足を運んで欲しいと思う。

L1070726_800

このGWは、是非新潟県へ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/04/19

酷道を行ってきた。

ニコニコ動画で「バイクで○○へ行ってきた」とか、「ひとりぼっちの○○ツーリング」とか見ていたら、僕もどこかへ出掛けたくなった。
クルマは点検が終わって快調だし、仕事での異動&年度替わりのばったばたも目処が付いてきたところだ。

朝食の菓子パンを食べながら、地図を見て行き先を決定。
朝食もそこそこに、ひとり出発だ。

L1070510_800_2

時々青空も顔を出すものの、雲の多いどんよりした天気。
まずはR253→R353で津南へ抜ける。
このルートはこの前も通ったが、もう雪は殆どなくなり、まるで違う場所を通っているようだ。
津南市街の大割野という交差点からR405を南下。
そう、今日の目的地は秋山郷だ。
秋山郷には秋に行くものと決まっているのだが、今日思い立ったので、今日行くのだ。

だんだんとR405は貧弱になってゆき、酷道の趣を呈してくる。
この本に載っているような酷道には及ばないが、なかなかのものだ。
そんな山あいの隘路なのだが、後ろからホンダのオープンに乗ったおっさんが、頭とヘッドライトを煌々と燈しながら、ぴったりと詰めてくる。
目障りなのでクルマを路肩に寄せ、MINIの露払いを命じることとする。

L1070517_800 L1070512_800

ぼちぼち「秋山郷」の看板が立ち始めた頃、へいけ茶屋というお店に到着。
店番のおばちゃんに、この先もまだ行けるのか問うと、もぐもぐ何かを食べていたおばちゃんは「※@^:#温泉まであと30分くらい行けますよ」とにこやかに答えてくれたのだが、もぐもぐなので何温泉なのか聞き取れない。
まあ温泉が目的ではないので、あと30分走れることがわかっただけで十分だ。
温かいコーヒーで一服して出発。

L1070514_800

かなりの勾配とカーブの連続。
と思いきや、少し道が広くなったり、また狭くなって道に岩が落ちていたりと、なかなか気まぐれなR405。

L1070521_800

程なくして、長野県に入る。
この栄村、地図で見ると群馬県とも接しており、なかなかでかいというか、縦長だ。

L1070526_800 L1070527_800

どこが「秋山郷」なのかピンと来ないまま、どんどんクルマを進めていくのだが、他のクルマは各自目的地に着いたのか、どんどん少なくなってゆく。
いくつか公共のものらしき温泉施設を見かけたので、その辺りが目的地となっているのだろうか。
露払いのおっさんも、とうにいない。
相変わらず雲は厚く、山々の様子も冬のよう。

そういえば、へいけ茶屋を出てからどのくらい時間が経ったのかもよくわからない。
行き止まりの温泉の名前もわからないし、これじゃあおばちゃん情報は何にもならないじゃないか…。

L1070562_800

あとどのくらい走れるのかなー?
なんの案内もないや…。
と思いつつなおクルマを走らせていると…、

L1070551_800 L1070535_800

じゃーん!!
MINI唖然。

場所現在地から先」って、見りゃわかるよ。
こういうのって、もう少し前から予告するものなのでは…。
「3km先通行止」とかさ。
現在地から先」って…。

L1070550_800

まあね、いつかはこうなることはわかっていたし、滅多に見かけない場所にまで来れたんだからいいですけどね…。
デジカメの写真の時刻を見れば、へいけ茶屋から出てから24分が経過していた。
おばちゃんもこの場所を指していたわけではないのだろうけど。

折角なので、天下の 酷道 国道の真ん中にクルマをどーんと停め、昼食をとることにした。
今日の昼食は…、彼女の手作りサンドウィッチ、などではなく…、

L1070552_800

津南市街のコンビニで調達しておいた、おにぎり!
さらに折角なので、クルマの外で立ち喰い。
これが、うまい。

L1070564_800

辺りはシーンと静まり返り、人はもちろんクルマの気配もない。
目の前には雪に埋もれた道と、白樺林、その奥には雲のかかった雪山があるだけ。
そんな大自然の中、お米と鶏肉とツナとその他五目たちは僕の胃袋に向かってまっさかさまに落ちてゆく。

L1070553_800 L1070561_800

恐がりの僕でも、なぜか恐い感じはせず、ちょっと辺りを散歩してみる。
それでも、もしここでMINIがどっかに行って無くなってしまったら、とかありえないことを想像するとちょっとぶるっとくる。
ましてや、こうしてブログを書いている21:38今現在のこの場所のことを考えると、ものすごく恐い。
このおにぎりを食べた場所、あとで調べてみると、どうもココっぽい。

L1070567_800

青空もまた顔を出してきた。
側溝から溢れている雪解け水で手を洗って、出発。
切り返してくるっと180°向きを変える。

L1070570_800 L1070574_800

行きが悪かったのだから、帰りの道も当然悪い。

L1070579_800

あってもなくても、ガードレールやロープに助けられるようじゃかなりヤバイ状況なので、変わりないといえば変わりないのだが、やっぱりあるのと無いのとじゃ感覚的に全然違う。

L1070576_800 L1070581_800

暫定税率、継続されてもいいよなあ、これじゃあ。
道なんか要らないなんていう人は、ひと冬越しただけで道が「壊れる」ってことを知らないんだ…、なんて真面目なことも考えてみたりしつつ、走る。
雨もぽつぽつ降ってきた。

L1070584_800

谷底に落っこちることもなく、R117に入り、するするっと道の駅信越さかえ。
ここからはR117→R18のルートで上越まで戻りたいのだが、いっつも中野市街で迷ってR18に入れない。
どうもこの辺りの道はわかりづらい。

L1070587_800

道に迷いつつ、中野市街のジャスコへ。
中野市民に混じって買い物。普通にたまねぎや豆腐、タマゴとか食料品を。

L1070601_800

だいぶ日が長くなった。
雨上がりの夕方は、意外な景色に出会えることがある。

L1070607_800 L1070615_800

紫色に輝くあの雪山の裏は、長野県栄村。
さっきまで、僕はあの裏にいたんだ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/03/23

春はまつもと。

L1070142_800

春が来た!
雪もみるみる融けてゆき、あたたかい。
というわけで、休みを取って富山~岐阜~松本へ行ってきた。
例によって目的は無い。
あえて言うなら道の駅めぐり。
とはいえ、あれば寄るくらいで、なければ寄らない。
しかしながら、道の駅めぐりというからには、立ち寄った道の駅は多ければ多いほどえらい。
いくつ寄ったか数えてみよう。

3月20日(木)、まずR8を富山に向けて出発。
①道の駅 越後市振の関
②道の駅 うなづき

を経て富山市内を通過。

L1060981_800
③道の駅 カモンパーク新湊
ここではクーパーのチェックメイトに遭遇。
特別仕様のV字のボンネットストライプをつけた実車をはじめて見る。

石川県に入り、能登半島の付け根を横断して、
④道の駅 ころ柿の里しか
へんてこな名前の駅だ。語呂が悪すぎる。
だから写真もない。
その後、富山市内に1泊して翌日はR41を南下。高山方面を目指す。
神通川の対岸の崩れた山肌に旧道らしき痕跡を見つけ、ボロボロに傷んだスノーシェッドや旧橋に胸を躍らせながら、
⑤道の駅 細入
を経て、岐阜県に入る。

L1070027_800
⑥道の駅 アルプ飛騨古川
ここで昼食のそばを食べて一服。

ここからまっすぐ高山市内に入るかと思いきや、ちょっと戻って遠回りをして、

L1070035_800
⑦道の駅 飛騨古川いぶし

そしてながーい猪臥山トンネルを抜け、
「小鳥峠」なんていう可愛らしい名前の峠を越えて、

L1070043_800
⑧道の駅 ななもり清見
でっかいポルシェ・カイエンの隣にこそっと停める。
その名の割りに大柄な我がミニも、ちんまりと見える。
ポルシェには定年後と見える、初老の夫婦が乗っていた。

R158で安房峠をトンネルでびゃっと過ぎ、谷側は薄暗くなりつつあるなか、

L1070071_800
⑨道の駅 風穴の里
駐車場に停め、降りようともそもそしていると、一台分空けた隣に停めてあるクルマのバックミラーにパグが繋がれているのが見えた。
かわいいなあと思いつつ眺めていると、飼主が現れ、クルマに乗り込もうとしている。
パグ、クルマの腹の下を覗き込んだり、飛び跳ねたりしながら盛んに自己主張するも、体が小さいためか飼主に無視される(パグが繋がれているバックミラーは助手席側)。
飼主、エンジンをかける。
まさか飼主、パグのこと忘れてクルマを出そうとしているんじゃあるまいな…、と思いつつなおも見ていると、飼主、ギアをバックに入れる。
クルマがゆっくり動き出す…。
パグ真っ青!!!
「おいそこ!待った!!」
…なんてハラハラもありつつ、松本市内に投宿。

3日目は、ポッカポカの快晴の天気の下、
R254を東へ進む。

L1070113_800
⑩道の駅 マルメロの駅ながと
またしてもへんてこな名前。でも写真は撮ってある。
漬物屋の店先には、昔のクルマが。

L1070121_800
車検も通っていて、ナンバーも付いているので現役なようだ。

眠くなるような陽気のなか、なおもクルマは走り、

L1070131_800
⑪道の駅 みまき
うまい天丼を食べ、さらに眠くなったので、ベンチで一眠り。
運転続きのせいか、腰が痛くなりつつも、

L1070136_800 L1070157_800
⑫道の駅 雷電くるみの里
ここではフリーマーケットをやっていた。
こういう場では買い物をしたことがない僕。
ちょっと足を止めて、店番の親父さんと話してみた。
そして、なぜか…こんな昔の教科書を買ってしまった。
『国史略』と『日本外史字類大全』という本。
なんにも知らないで興味本位で買ってみた。1冊\200というテキトーな値段がついていたので、2冊で\300でどうですか?ってことで、買った。
あとで調べてみれば、明治時代の教科書らしい。
他は昭和初期の大福帳とかもあったが、比較的装丁とか状態のしっかりしているこれを。
こんなカビ臭そうなもの買ってどうするのかといえば、知らない。
本棚の肥しくらいにはなるだろう。

L1070137_800
長野市内では気温が19.5℃もあった。
もうすっかり春。

終わってみれば道の駅12ヶ所、走行距離737km。
2泊3日で12ヶ所。1日4ヶ所ということになり、それほどえらくない。
距離ももうちょい走るかと思ったけど、1,000kmにはいかなかった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/03/01

雪中新潟阿房自動車

最近の休日は雪に降り込められ、部屋の中でもぞもぞしているのにもさすがに飽き、どうもぱっとしなく、つまらない。
つまらなく、暇で、腹立たしいので、無駄なことをしてやろうと思う。
雪に降り込められて困っているなら、さらに上をいく大雪を見に行ってやろうと思う。

L1060904_800

というわけで、十日町市の松之山というところへ行ってみた。
もちろん県内でも屈指の豪雪地帯だ。
主要な国道以外はそこらじゅう閉鎖されており、ルートに選択の余地は殆どない。

L1060897_800 

あるある、雪が。
冬の新潟の山奥には雪がたくさんあるに違いないという僕の読み通りだ。

スキーなんてしないのに、スキー場の近くに行ってみる。
スキー場の近くならもっと雪があるに違いない。
スキー場のさらに先の雪にも興味はあるが、道路は閉鎖されているので先へは行けない。シュルシュルと滑っているスキー客を左窓に見たら、そのすぐ後には同じスキー客を右窓に見るだけだ。
スキー客だと思わせておいて、その実、ただのドライバー。
別に雪道を運転して楽しいようなクルマでもないにもかかわらず、ドライブ。
わざわざ雪を見に来るくらいだから、雪が珍しいのだろうと思わせておいて、その実、雪には飽き飽きしている。
休日は雪かきで疲れるのに、雪を見に行く。
わざわざこんな雪深いところに来るくらいなんだから、さぞかし大事な用事や面白いものでもあるんだろうと思わせておいて、その実、なんにも用はない。
いや、何にも用事がないという用事というか、強いて言えば雪を見る用事がある。

―なんにも用事がないけれど、クルマに乗つて松之山に行つて来ようと思ふ。
阿房自動車だ。

松之山からR117に抜けるR353の隘路部ではさすがに交通量は少なくなり、除雪はされているものの、すべる。
普段は機能する機会など全くないDSCが頻繁に作動する。

L1050646_800 L1060907_800

上の二枚の写真は全く同じ場所ではないが、ほぼ同じ辺り。
左は去年の10月。左の場所は、完全に雪の壁に埋もれていた。
新潟県の山中に白看が残っていない理由もわかった。白看なんて弱っちいもの、ひと冬だって越せないだろう。

L1060911_800 L1060912_800

ほんのちょっとの高低差でも積雪量は結構変わってくるけれど、山越えは終始でっかいホールケーキの周りをぐるぐる走っているようなもので、視界もなにもあったもんじゃなかった。
しかし、今回唯一の目的である、雪を見ることは無事成功裏に終わった。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008/02/15

『酷道をゆく』

Jpg1_800

初?の酷道本となる、その名も『酷道をゆく』がイカロス出版より発刊されます。
タイトル通り、その手の物好きにとっては堪らない内容となっているはずです。
発売日は来たる2月20日。

酷道のほかにも、道路にまつわるあれやこれやから構成されているようで、いつも白看関係でお世話になっているdark的道部屋のdark-RXさんが執筆された旧型道路標識の特集もあります。
その関係で、今回白看ブリグからも旧型標識の写真をわずかながら提供させて頂きました。
発売を前に、今週末には完成版を頂けるとのことなので、今から楽しみです。
そういう趣味をお持ちの方は、版元からでも、amazonからでも、ご近所の本屋さんからでも、ぜひどうぞ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/12/20

けっこんこん。

去る日曜は友達の結婚式があった。
来る土曜は友達の結婚式がある。

なので、去る月曜は有給をとった。
そして、来る金曜は有給をとる。

…今週は3日しか仕事に行かなかったや。
というわけで、明日は結婚式のため実家に帰省。
途中、ずっと気になっていた旧橋を探しに行く予定で楽しみ。

あれやこれやと今年も終わります。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007/12/02

トコトコ旧道めぐり。

昨日、ようやくクルマのタイヤをスタッドレスに交換した。
その他、調子の悪そうなところも見てもらったりするため、一日かかるので、午前中にクルマをディーラーに預け、代車をうけとる。
今日の相棒は、白のトヨタVitz君だ。

天気がいい。
家に戻るのももったいない気がするが、かといって特別用事もない。
今日のお供はオートマティックのVitz君なので、細い旧道をトコトコのんびり行くのもいいだろう。
白看や旧橋があれば嬉しいけど、なかったらなかったで別に構わない。
どうせひとりなんだから、入りたい道があったら気軽に入って気が済むまでトコトコ辿ればいいし、面倒くさくなったらバイパスをびゃっと帰ればいい。

とりあえずR18を妙高方面へ。
さすがに妙高辺りは雪が多い。

L1060009_800_2 L1060012_800

長野県との県境には、道の資料館なる面白そうなものがあるのだが、休館。
「本年度の」って、ちょっと早すぎるんじゃないか?!

L1060021_800 L1060026_800_2 

この辺はかなり旧道が入り組んでいて、新旧何代かの道が交錯している。
確かに道の資料館の立地にはふさわしい。

L1060027_800

このように、この辺り旧R18の線形はかなりのもので、バイパスの果たす役割はとても大きい。それでも、バイパスをビュンと通過する分には、全く険しさを感じることなく通過してしまう。
昔は関所があったというから、主に近世の道が主なんだろうけど、近代以降の道の資料についても期待したい。春になったらまた行ってみよう。

長野県に入り、飯山市のR117の旧道をトコトコと辿る。
道が細いので、対向車が来ては止まり、子供が歩いていれば減速し、とこういう街中の旧道めぐりにはやっぱりオートマチックがラク。

L1060055_800 L1060080_800_3 

初見の白看や旧橋を何件か撮りつつ、のんびりと旧道めぐり。
車内もいつもの音楽ではなく、カーラジオ。
FMからよくわからない地元長野局の番組が流れてくる。
僕はラジオを殆ど聴かないが、たまにはいいもんだ。

L1060065_800 L1060069_800

12月に入り、いよいよ季節は冬だけど、天気はよく暖かいので、まだ晩秋といった趣。
ところが、日が暮れる頃になり、雨がどさっと降ってきた。
昼間の穏やかな天気がうそのよう。

夕方6時過ぎ、ディーラーで無事スタッドレスへの換装を終えた我がMINIをうけとり、Vitz君とはお別れ。
彼もなかなか走らないような道を走らされて、いい気分転換になったことだろう。
汚かったMINIが洗車してもらってキレイになっている。
これからの季節、ちょっと走ればあっという間に汚れてしまう。

L1060130_800

ホイールはそのまま、タイヤだけの交