カテゴリー「04.Diana+」の記事
2009/06/08
2008/10/19
秋秋阿房自動車
週末を控え、天気予報を見ると晴マークがひとつだけ。
「絶好のお出かけ日和です」とある。
これはお出かけしないわけにはいかないが、特に行きたいところもない。
しかし来週末晴れるとは限らないし、天気予報がわざわざお出かけ日和であることを保証しているのだから、今日お出かけしなければならない。
半ば強迫観念に後押しされつつ、土曜の朝、早々に家を出た。
とりあえず、西に向かう。
この辺りは富山・長野・群馬いずれの県にも入りやすいのだが、ルートがそう多くはなく、単純な往復ではなく、周遊コースを採ろうとするとそれほど選択肢は多くはない。
そういうわけで、これまでも何度か辿ったことのある、糸魚川~長野コースをゆくことにした。
Diana+ /KONICAMINOLTA TOPVALU400
ここは能生(のう)という小さな漁港のある街。
旧町役場にクルマを停めて、昔の北陸街道の名残と思われる街並みを歩く。
朝の光の中、人々それぞれの休日が始まっている。
橋を渡って行ける弁天岩の辺りでは、夏に海上花火大会が行われる。
特にどうということはないと言えばそれまでだが、こういうところでクルマを停めて歩くのが最近楽しい。
人でごった返している観光地や道の駅よりも魅力的だ。
財布に小銭が数百円しか入っていなかったので、糸魚川でお金を下ろして、R148へ入る。
途中国道を外れて白馬温泉の方へ降りて行くと、この先通り抜け不可とのこと。
地図にはその先の葛葉峠に「道100選」とあるのだが残念だ。
ところで上の写真の車の後方の標識をよーく見ると…、
なかなかのものである。
スリップと雪崩と落石に注意しつつ、この先の急勾配とクネクネ道を走らなければならない。
これでは通年通行止めになるのも分からなくもない。
引き返し、平岩駅という小駅に立ち寄ってみる。
ローカル線の無人駅というのも気軽に立ち入ることができて休憩にはちょうどよい。
ちょうど、旧国鉄色に塗られた気動車が一両、入線してくるところだった。
そこは、Zeissでパチリ。
ということで、その写真はまだ現像から上がってこないので見られない。
昼食をとろうと、道の駅小谷に寄ってみるが、混んでいる。
おこわ好きとして名高い僕としては、山菜おこわでもパック詰めで売っていないかなと期待したが、ない。
食べたいものも特になく、さっさと出る。
また、国道を逸れる。
すると、青鬼(あおに)という集落に行き着いた。
またしてもこの先行き止まりとのことだったので、適当な空き地にクルマを停め、散策してみる。
気温は20℃以上あり、外を歩くときには半袖で十分だ。それでも歩けば汗ばむ陽気。
日差しも強く、天気がいいのはいいが、日差しで疲れてしまう天気だ。
後で、というか今これを書いているときに調べて知ったのだが、この青鬼という集落は、それなりに名の通ったところで、長野県農地整備課によれば、重要伝統的建造物群なんだそうだ。
そんなことならもっとしっかり見てくるのだったが、昨日は集落の外で秋の風景を見てきただけだった。
もともと国道から逸れて、わき道から小集落に入ってゆくというのは、白看や旧橋などを探していた頃に身についた習性であった。
しかし、当時ほどそれらを野心的に探さなくなった今でも、その先でたまたま見つける風景には飽きることがない。
国道のバイパスから隠れるようにある集落の姿は、バイパスを突っ切って走っていたのでは決して見られない。
知らずにバイパスを通り過ぎてきたこのような集落は、これまでにも無数にあるだろうが、それぞれひとつひとつが似ているようで違う風情を持っているはずだ。
白馬からr31、r33を経由し混雑する長野市街へ。
この辺りからはすっかり新鮮味が無くなってしまうので、疲れてきたこともあり、R18でびゃっと新潟県境を目指す。
しかしその途中、北国街道を示す看板があったので、そちらへまたしても逸れてみた。
野焼きの匂いがなんとも懐かしい。
今ではあまり褒められたことではない野焼きだが、どういうわけかこれほど秋の夕方を思い起こさせるものもない。
実際に自分が小さい頃にこの匂いを秋の夕方に嗅いだ経験からそういうイメージが引き起こされるのか、それとも現実の経験とは別なところで学んだ情緒的なイメージなのか、今では判別がつかなくなっているが、とにかく懐かしい匂いだ。
去年も今頃、似たような記事を書いているが、やはり秋は好きな季節だ。
ざっと250kmの行程なりけり。
2008/09/27
Diana+ 35mm BACK!
先日、早めに寝たら夜中に目が覚めた。
寝付けなくなったので何気なくネットを見ていると、Diana+に35mmフィルムが使えるアダプターが発売されたことを知った。
反射的に注文したのだが、注文後何の音沙汰もなく数日が過ぎ、あれは夢だったのかもしれないと思い始めた頃、届いた。
ブローニー版には新鮮な面白さがあるが、12枚ほどしか撮れないことや、現像に時間がかかることなど、やはり手軽とは言えない。
今更フィルムに手軽だどうだと言っていること自体ナンセンスだけれど、35mmが使えるメリットは少なくない。
さらに、ホルガのようにフィルムの送り穴まで感光した撮り方もできるということで、これまた興味をそそられる。
撮りおえて、問題がひとつ。
送り穴までプリントすると、通常の倍くらい料金がかかることが判明。
そして近所の写真屋じゃやってくれない。
フィルムはお手軽になったものの、プリントはお手軽じゃなかった。
そこで、古いエプソンの透過原稿対応スキャナを借りてきて、近所の写真屋では現像だけしてもらうことにした。
その後ネガをスキャンし、プリントする際にはそのデータをデジカメプリントとしてプリントしようという企みだ。
最終的にはデジカメプリントとは、はじめからデジカメ使えば…と突っ込まれそうだけれど、そんな野暮なことは言わないように。
送り穴までスキャンすると言うことは、付属のフィルムホルダが使えないということで、フィルムを原稿台のしかるべき位置に固定するのにも意外と手間がかかる。
なかなか一筋縄ではいかないが、試行錯誤して、とりあえず取り込むところまではできた。
スキャンからプリントまではまだまだ工夫が必要だけれど、35mmにまで門戸を広げ、民主化の進んだダイアナさんは、面白さ5割増し。
また、35mmのアダプターのおかげで、若干本体の重量感が増し、手になじむようにもなった。
ここは新潟市の西のはずれの海水浴場。
夏は賑わうここも、カップルが一組。
あの活気はどこへ行ったのか、今は夏の残滓のような景色が広がっていただけ。
2008/09/13
2008/08/21
これは「スイーツ(笑)」なのか?!
このまえ戯れで買ってみたダイアナさんの写真が、フィルム2本分できあがってきた。
大手カメラ屋に出しても、結局これもポジフィルムと同じ現像所送りになってしまうので、どうしても時間がかかる。
なかなか取りに行く時間もなく、今日仕事帰りに受け取ってきた。
ワクワクと、早速駐車場にクルマを停めたまま、プリントを見てみる。
案の定、手ブレが多い。
さすがに手ぶれってのも恥ずかしいが、初めの2,3枚はつい力が入ってしまって、見事にぶれていた。
このカメラ軽いし、シャッターレバーも慣れない位置にあるので…、と言い訳をしておこう。
感想は…、「らしい写真」が撮れた気がする。
レンズ周辺の光量落ちはこれ以上ないくらいだし、これが光漏れと言うのかよくわからないけれど、赤や白やいろんな光が至るところに現われている。
フィルムの入れ方や巻き上げ方が悪いのか、微妙にコマの中心からずれている写真や、若干傾いている写真もある。
白フチの幅も上下左右でまっちまち。
このユルユルな感じ、どっかの雑誌やなんかで見たような雰囲気そのままだ。
正直言いますと、スターバックスコーヒーなどにはできるだけ入りたくない(入れない?)僕としましては、トイカメラやその周辺の、いわゆる「スイーツ(笑)」的なイメージにはなかなか抵抗がありました。
「スタバ」でコーヒー飲むよりは、公園のベンチに座って亀でも眺めながらジョージアエメラルドマウンテンを飲む方がずーっと寛げる僕です。
けれども、イヤよイヤよもスキのうちともよく言うし、抵抗があるということは意識しているのであり、何らかの興味を持っていることの裏返しなのかもしれない。
これは実践もしないで傍観者として批判的な視線を送り続けるよりは、自ら実践し当事者となり、その上で判断するのが妥当と言えよう、と真面目な僕は考えたのであります。
そして実践してみた結果、これは楽しいと思わざるを得ない、と思うに至ったのでありました。
巻き上げも、光の漏れも、ファインダーから覗く像も、全て曖昧で、できた写真もまた曖昧で、こんな曖昧だらけのカメラは、「ちゃんとしたカメラ」をちゃんと併用しないと、曖昧が当たり前になって、「曖昧な写真」すら曖昧に見えなくなってしまって、逆に「曖昧な写真」のおもしろさがわからなくなってしまうような気がするのですが、そんな理屈はどーでもいーのよ、と言われてしまいそうな、ダイアナさんなのでした。
Diana+ /FUJICOLOR PRO400 /上越市内・新潟市内・聖籠町内
こんな自分の中の葛藤をも引き起こしてしまうトイカメラの世界、すぐに飽きるか、はまるか、自分でもまだよく判らないのですが、もし僕のように懐疑的な人がいましたら、まずは一度試してみることをオススメします。
途中からいつの間にかですます調になってしまったのは、自分が言い訳してるなぁという自信のなさのあわられと思われます。
また、「自動補正なしでお願いします」という、「スイーツ(笑)」的なイメージの雑誌で覚えた台詞を、今回実際に使ってみたことはココだけの秘密にしましょう。
2008/08/03
ダイアナさん
Zeiss Ikonはその後、不具合が発生して中野送り。
夏休みまでには帰ってくるといいのだけれど…。
残念だが仕方ない。気持ちよく使えるようになって戻って来ておくれ。
せっかく買ったカメラが使えないのでは面白くないので、その代替要員として、余っていた楽天ポイントでおもちゃを買ってみた。
今日はそれを試してみる。
このロッテのチョコパイのようなパッケージの中身は、初めて使う120フィルム。
なんだかすごくおいしそう。
どきどきしつつも無事装填し、炎天下の下、外へ。
今日のような猛暑の中、しかも午後2時という酷暑のさなか、わざわざ出歩くこともないのだけれど、このおもちゃは明るい下で使えとの指示が出ているので、律儀な僕はそれに従うのだ。
12枚撮りのフィルムはあっけなく終了し、おもちゃ終了。
もうおもちゃでは遊べなくなったので、そのおもちゃをモデルにして撮ることに。
今回のおもちゃはこのダイアナさん。
造りはこの上なくチープで、部品のほぼ全てがプラスチック製。
もちろん、MADE IN CHINA。
そんなナリにもかかわらず、中判カメラに分類されるところが、「あたし、安くないのよ」と気位が高そげで愛嬌がある(安いんだけど)。
シャッターはレンズの横っちょに飛び出ているレバーで、手ごたえも何にもない華奢なもの。
シャッターが切れているのか不安になるし、なにしろボディが吹けば飛ぶような軽さなので、手ブレも怖い。
フィルムを巻き上げなくとも撮れてしまうので、巻き上げたかどうかもわからない。
目測でのピントあわせも、明るさ(絞り)の設定も忘れがち。
万事フワフワとおぼつかなくなんとも頼りない。
僕は今だに「キッチュ」の意味を正確には知らないが、HOLGAのような「キッチュ」で「ポップ」なトイカメラの、「ユル」くて「ハイキー」な描写は、オシャレ写真としてもてはやされている。
僕としては、キッチュもポップもどうでもいいけれど、この軽ーいカメラをブラブラさせながら散歩するのはやはり楽しい。
おかげさまで、一生手にすることもなかったかも知れない120フィルムを使ってみることも出来たし、ダイアナさんどうもありがとう、である。
自販機を横目に、いつものことだが財布も持たずにでてきたことや、いつの間にか遠回りしすぎていたことを後悔しながら、額からざぶざぶと流れる汗を僕の太目の眉毛でガードしつつ何とか帰宅。
花火の残りかすみたいなフィルムを取り出す。
いつの間にかもう8月。
隅々まで夏だった。
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