恋を抱きしめよう
ずっと実家でほったらかしにされていたギターのエフェクター。
VOX V810というオーバードライブだ。
今回実家から取り寄せて、何年かぶりに使ってみる。
保証書を見ると、平成10年12月の購入。
大学1年の頃。もう10年も昔のことだ。
当時やっていた、WEEZERのコピーバンドで使う必要があって、ベース用として買ったのだった。
ギターのエフェクターと言えばBOSS辺りが定番だが、それはみんな持っているし、ビートルズ好きの僕としては、60年代を思わせるクラシカルな外観のこれを迷わず選んだ。
「VALVE TONE」という名前もいかにもいい音がしそうじゃないか。
中国製だが、金属製の外装は冷たく頑丈。
文字も彫り文字で、今見ても実によくできている。
試しにへフナーに繋いでみたら、案の定ハウリングしまくってとても使えたもんじゃなかったけれど、ジャズベースに繋いで、WEEZERのみならず椎名林檎のコピバンでも活躍した。
確かフットスイッチの調子が悪くなって、いつか直さなきゃと思いつつそのままだったが、今回新しい電池を入れてみてリッケンバッカーに繋いでみると、全く問題なく作動した。やった!
音は、ブラックナイロンのルーズなテンションと相まって、実にブリブリ。
こりゃあいい。
次にギターをば。
最近の歪みに比べれば、ずっと大人しい歪みなのかもしれないけど、そこがいい。
イメージ的にはでっかいアンプを大きな音で鳴らした時の歪みのような…。
とはいいつつ、これはあくまでイメージであって、ほんとのところ、他のオーバードライブと比べた訳でもないのでいい音なのかどうかもよくわからないけれど、いい。
コードをパコパコ鳴らすだけで自分がうまくなったように錯覚してしまう。
もっと早く使ってあげていればよかった。
エフェクターはこれしかもっていないけれど、これだけで十分だ。
さて、これはスティービーワンダーの「恋を抱きしめよう」のカバー。
オリジナルはビートルズ。
ビートルズの曲で何が一番好きか?
ビートルズ好きならみんなが困るこの問いに対し、僕も勿論その時の気分によって変わるのだけれど、迷った時にはこの曲を挙げておけばOK、というくらい好きな曲だ。
邦題の意味は今もよくわからないけれど、ポールらしい明るく前向きな感じがとてもいい。
で、このカバーバージョン。
キーを半音上げるだけでこんなにも雰囲気が変わるのか!とびっくり。
スティービーワンダーはこれまで聞いてみようと思ったことはなかったけれど、これはオリジナルに勝るとも劣らない名カバーだ。
バックのクラビコード?らしき音がファンキーでカッコいい!
すっかり楽しくなって、今日はこればかり飽きずに何度も何度もギターでパコパコ弾いているうちに、夜になってしまった。










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